退職した職場との予期せぬトラブル~あなたならどうする!?の続きです。
引き継ぎの打ち合わせも済ませたはずの現任者(みみじろーの後任)から、業務内容の問い合わせに関するやりとりで恐怖のメールを受け取った翌朝。
いてもたってもいられず、窓口開始と同時に、総合労働相談コーナーに電話をかけました。
現在、みみじろーが直面しているのは労働法関連の問題ではありません。しかも、既に退職して雇用関係もない職場とのトラブル。
見当違いの相談で怒られたりしないか??どきどきして話し始めました。
労「はい。総合労働相談コーナーです。」
み「すみません、退職した職場とのトラブルなんですが、こちらで相談できますか??」
労「えっ?退職した職場?大丈夫ですよ、お話ください」…やったあ!
その後、前記の経緯を説明しましたが、なんとも自分の話のたどたどしいこと。
何も前提が共有できていない相手に電話だけで状況を伝えるのが、こんなにも難しいと初めて気付きました。せめて、メールの文面だけでも手元に置いて電話すればよかった…。
ですが、労働相談コーナーの担当者さんは手馴れていて、色々と説明の不備な部分を質問して聞き出してくれました。そして
労「何ヶ月も前にやめた職場でしょう?雇用関係もないのに、問い合わせに答える義務なんてないんですよ。返信は不要です。」
み「”説明責任を果たせ、訴える”という趣旨だったんですが…訴えられるのでしょうか?」
労「それはありません。引き継ぎを終えて資料も残しているんですよね?それでも不十分というなら、引き継ぎのための時間や体制を整えなかった会社の責任です。」
労「そのメールは残しておいて、今後も続くようなら、”脅迫ですか。警察に行きますよ”と言い返せばいいんです(それは嫌だなあ)。とにかく、あなたに答える義務はない。毅然として断りましょう!」
一気に気持ちが軽くなりました。専門家の後押しというのはこれほどまでに心強いものなのですね。担当者さん、ありがとうございます!!
これで安心して記憶から消去できます。「メールは残しておくように」とのアドバイスだったので、残念ながら記録からは消せませんが…。
後日、現任者から「大変失礼しました。業務内容を理解しました。」という旨の謝罪メールをいただきましたが、これ以上はやりとりをしないことに決めました。もう雇用関係のない会社ですから。
「総合労働相談コーナー」利用の心得
- 全国にある。電話でも窓口でも相談できる。
- 匿名でOK(助言指導や紛争解決を望むなら、名乗る必要がありそう)
- 労基法違反以外にも職場のいじめ等、労働諸問題を相談できる。退職後のトラブルのアドバイスまでもらえる守備範囲の広さ。
- 担当の人に正確に状況を伝えて相談するのは難しい。電話する前に自分の立場と問題の要点をメモしておいた方がいい。
- 電話で長くて専門的な説明を聞くと「で、結局どうすればいいんでしたっけ?」になる。詳しいアドバイスが欲しい時は、資料を持って窓口に行く方がいい。
労働相談は敷居が高いもの、と思い込んでいましたが、思い切って電話したら頼りになる場所でした。
これからは「あれ?」と疑問に思うことがあったら、まず総合労働相談コーナーに電話して正しい情報を得ようと思います。
いちばん目指しているのは、アーリーリタイアして労働問題そのものが無縁の存在になることですよ。