インビザライン矯正:矯正中の虫歯と歯周病は歯間ケアで予防する!

Published / by mimijiro

インビザライン矯正開始前に、1年半以上かけてすべての虫歯を治療したにもかかわらず、3ヶ月おきの歯科検診で、いつも小さな虫歯が見つかって凹み続けてきたみみじろー。

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矯正中は虫歯になりやすいとはいえ、このまま虫歯菌との闘いに敗れるわけにはいきません。歯科衛生士さんの親身なアドバイスを受けて、7つのアイテムを駆使し、1回15分の歯磨きを半年以上続けてきました。

>>>インビザライン矯正中の虫歯を予防する!歯科衛生士さんに聞いた厳選アイテム


1. 毎日丁寧に歯磨きを続けて実感した効果

  • アライナーが汚れにくい
    アライナーは超音波洗浄器で毎日洗っていますが、口の中がきれいだと、2週間ひとつのアライナーを使い続けても、強いニオイはつきにくく、かなり清潔な状態を保つことができると感じました
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  • 知覚過敏が軽くなる
     夜、フッ素洗口液を使うようになってから、歯の表面が丈夫になったのか冷たいものがしみなくなりました。よく冷やしたリンゴや梨をためらわずにかめるのは幸せです。

  • 歯茎が引き締まる
    ちょっと赤く腫れていた歯茎がピンク色になりました。今まで歯茎に埋もれていた隙間が目立ち、食べ物が詰まりやすくなったのが少し不便ですが、歯周病になるよりずっといいのです。

  •  口臭が少なくなる
    生き物なのでニオイがゼロになることはありませんが、マスクをしてもほとんど気にならず快適です。

  • お口の中の異変に敏感になる
    鏡を見ながら磨くので、歯が一部白っぽくなっている(初期虫歯)などに気づきやすくなります。アライナー矯正の場合、軽度の虫歯なら治療できるので、早めの対処が大事です。

そしてついに迎えた歯科検診。いままでの努力は報われるのか!?


2. 日々の歯磨きは裏切らない!

みみじろーの通う歯科では、歯科検診は「歯のチェック」「治療・クリーニング」の2回に分けて行われます。

歯の状態が悪かった頃は、知覚過敏や歯茎の腫れのせいで機械の風がかかるだけでも辛く、チェックもクリーニングも苦痛でした。

でも今回は痛くない!鼻歌まじりなぐらい余裕があります。これは期待できる!

歯科衛生士さんが念入りに、虫歯の有無と歯周ポケットをチェックしていきます。そしてついに待望の一言。

「みみじろーさん、今回はついに虫歯がありませんでしたよ。歯ぐきの状態も健康です。歯周ポケット(*)もできていません。よかったですね。」やった!!

*「歯周ポケット」は、正常な状態で約1~3mm※。4mm以上になると、歯周病が進行しつつある状態ですので、歯科医による診断が必要となります。 パナソニック公式HPより

厚生労働省の調査によると、40代のおよそ半数が4mm以上の歯周ポケットがあり、年齢が上がるほど割合が増えるそうです。

40代後半で歯周ポケットがないということは、かなり頑張った部類?
調子に乗ったみみじろーは、「今回は、結構歯磨きを頑張ったんです!!」つい余計な一言を口にしてしまいました。

ところが、それを聞いた歯科衛生士さんはちょっとさえない表情。…え?なにかまずかったですか?

(衛)「みみじろーさんは、歯の表面は磨けていますけど、隙間がちょっと…。歯間ブラシも使いましょうね。」

(み)「使ってますよ、めっちゃ使ってます。歯間ブラシもフロスも、ついでにジェットウォッシャーも!」

あまりに悲壮感漂う訴えに引き気味の歯科衛生士さん。しばらく考えてから、驚きのアドバイスをくれました。

(衛)「みみじろーさん、もしかして歯間ブラシはゴム製ですか?」

(み)「そうです、が…?」

(衛)「これは私見ですが…。すごく丁寧に磨いているはずなのに、隙間の汚れが取れていない人って、ゴム製の歯間ブラシを使ってることが多い気がするんですよ。ワイヤー製に比べると毛先が粗いですからね。」

正直ワイヤー製は苦手です。ワイヤーの先が歯茎に刺さったら痛そうだし、歯にワイヤーが当たってこするたびにガリガリするのも怖い。

けど、歯の健康のためなら腹をくくるしかありません。歯科衛生士さんにお願いして、クリーニングのときにワイヤー製の歯間ブラシの使い方と隙間ケアを教わることになりました。

(ワイヤー製)

(ゴム製)


3. 歯間のケアは『ワイヤー製歯間ブラシ』とフロスの両用が効果的!

(ワイヤー製歯間ブラシをうまく使うコツ)

  1. 歯の隙間にあったサイズの歯間ブラシを選ぶ
    歯間ブラシのサイズはs〜4s。数が大きいほど細くなります。みみじろーは根元の隙間が大きいので、歯間ブラシは2S〜3S。サイズが大きいと歯の隙間が広がったり、端を磨けなくなるので、ぴったりサイズを歯医者で見立ててもらいました。

  2. 上の歯は斜め上から、下の歯は斜め下から
    少し角度をつけることで、歯茎にワイヤーをささりにくくなります。歯の隙間に通したら、左右に少し角度をつけながら数回磨きます。

(フロスで汚れを落とすコツ)

  1.  汚れを根こそぎ退治!の意識を強く持つ
    なんとなく隙間に入れてやんわりこするだけでは汚れは落ちません。歯茎の付け根までしっかり押し込んで、『汚れを根元からかきだすように!』キュッキュッと前後に動かしながら引き上げます。歯科衛生士さんのデモンストレーションはかなり強めでした。自分だとどうしても手加減してしまいそうです。

  2. ワックスなしのフロスを選ぶ
    ワックスが付いていると、滑りはいいけれど汚れは取れにくくなるそうです。最初は違和感がありますが、慣れるとワックスなしのほうが「磨いている」実感が持てます。


4. アップデート版:歯磨きアイテムと順序(まとめ)

  1. 歯間ブラシ(ワイヤー製)
  2. 先細歯ブラシ / 電動歯ブラシ
  3. ワンタフトブラシ(柔らかめ)
  4. フロス(ノンワックス)
  5. 口腔洗浄器
  6. フッ素入り洗口液+薬用マウスウォッシュ(夜のみ)

教わった通り、ワイヤー製の歯間ブラシで歯磨きを続けて約1ヶ月。

確かに、ゴム製のブラシを使っていた時よりもよく汚れが取れます。ニオイもさらに少なくなりました。

こんなに変わるとは…。次の歯科検診こそ、「歯の隙間が磨けてません」とは言わせない!