前回、インビザライン矯正中に虫歯になった話を書きました。
今度こそ虫歯を作らない!歯科衛生士さんに正しいブラッシングの仕方や、虫歯予防に有効なアイテムを教えてもらい、デンタルケアに励んでいます。
ひとことで虫歯予防のアイテムと言っても、種類も用途もさまざま。効果を発揮するためには使う順番も大事です。
今回は、みみじろー家で活躍する歯科衛生士さんオススメの歯磨きグッズと、デンタルケアの手順をご紹介します。
歯科スタッフ推奨の歯磨きグッズ8選 – 使う順番はこれだ!
1st. 歯間ブラシ:大きな食べかすを除去
矯正中は歯がグラグラしてものがつまりやすいです。大きな食べ物カスなどを搔き出し、うがいで流します。
- ガム・ソフトピック・カーブ型
ワイヤーを芯にした歯間ブラシが一般的ですが、ワイヤーが歯にあたってゴリッというのが苦手です。この「ガム・ソフトピック」はゴム製。ゴシゴシしても安心です。
2nd. 歯ブラシ:まんべんなく汚れを落とす!
歯の表面や全体を磨きます。電動歯ブラシと手動の歯ブラシを併用して、ブラシの当たり方や磨く場所が偏らないように工夫しています。
- Doltz(ドルツ)
歯医者さんの待合室でいつも宣伝動画が流れています(回し者か!?)。キャップ付きで持ち運びしやすく、みがいた後の歯のツルツル感が最高です。軽く歯に当てて、動かすだけなので歯磨きが少し楽になります。電動歯ブラシはパワフルなので、歯を傷めないように研磨剤の入っていないジェルタイプの歯磨き粉を使うようにしましょう。 -
磨きやすい歯ブラシ(先細)
ブラシの先端の極細部分が歯間や歯茎と歯のスキ間の汚れを一掃して、歯茎を引き締めてくれます。歯歯ブラシの柄が細いので奥まで磨きやすいのも魅力です。Doltzとはブラシの当たり方が変わるため、いろいろな角度から磨けている気がしています。
3rd. ワンタフトブラシ:歯石のたまりやすい場所を一撃!
歯の付け根や、歯の重なった部分の隙間を細い毛先でささっとこすります。ヘッドがとても小さいので、奥歯にも簡単に届きます。一番奥の歯の後ろ側も忘れずに。
- (Lapis ワンタフトブラシ)
こちらも歯科衛生士さんのおすすめ。普通の歯ブラシで丁寧に磨いても、前歯の裏側や、歯が重なった部分は磨き残しができてしまいます。そのときにはワンタフトブラシが大活躍。まさに「かゆい所に手が届く」安心感。
4th. フロス:狭い隙間の汚れを退治!
歯の狭い隙間の汚れを落とします。歯科衛生士さんから、「歯の根元までフロスを通して、しっかりと汚れを掻きとるように前後に動かして磨いてください」と言われました。矯正で歯茎が腫れているとちょっと痛いです。
フロスには、滑りがいいワックス付きと、汚れは良く取れるけど歯にひっかかりやすいワックスなし(アンワックス)の2種類があります。歯科衛生士さんは「汚れがきれいに取れるからアンワックスがいいですよ」と教えてくれましたが、ギシギシして使いにくく悩んでいました。
そんなときに歯科の受付で見つけたのがこの商品です。
- (ルシェロ フロス(アンワックス))
ルシェロのフロスはワックスがついていなくても、柔らかくて磨き心地がとてもいいのです。街中のドラッグストアでは見かけないので、歯医者かamazonで買っています。
5th. 口腔洗浄器:汚れは残さず吹き飛ばせ!
歯ブラシ、フロス等で浮かせた汚れを一気に洗い流します。冬の時期は、知覚過敏で痛く感じるのでぬるま湯をタンクに入れると気持ちいいですよ。
- (ジェットウォッシャー ドルツ)
「日本歯科医師会推薦」の逸品。こするだけでは落としきれない歯の隙間汚れを洗い流し、口の中がすっきりします。フロスや歯間ブラシが通しにくいワイヤー矯正の方にも良さそうです。
最初の頃は、歯間ブラシの後(2番目)に使っていましたが、Panasonicの製品ページに、「音波振動ハブラシで汚れを浮かす → ジェットウォッシャーで洗い流す!」と書いてあったので、順番を入れ替えました。
6th. 薬用マウスウォッシュ:殺菌効果で虫歯菌を抑える!
- (コンクールF)
かかりつけの歯医者さんに常備してあります。コンクールでうがいをしてから寝ると、朝起きた時にも口の中がべたべたしません。薄めるタイプなので一本で長持ちするのも嬉しいです。
コップ1/4ぐらいの水に5〜10滴ほど垂らし、口に含んでブクブクうがいをします。歯科衛生士さんから「殺菌効果は10時間以上続きますから、寝る前に使うといいですよ」とのアドバイスがありました。
7th. フッ素入り洗口液:歯を丈夫にして虫歯菌を寄せ付けない!
「フッ素は歯を丈夫にしますよ」と歯科衛生士さんに勧められ、歯磨き後にワンタフトブラシを使ってフッ素ジェルを塗っていました。でもまんべんなく塗るのは大変。
最小出力でフッ素コートをするために、探し回って行き着いた結論が「フッ素入り洗口液」。液体だから、口に入れてブクブクするだけで歯の隅々までフッ素が行き渡ります。
- (Butler エフコート)
1日1回。夜に使っています。5〜10mlを口に含み、30秒〜1分程度ブクブクして歯に行き渡らせたら吐き出します。使用後せっかくのフッ素を流さないように、30分〜1時間は飲食を我慢。薬剤師さんのいるドラッグストアでしか買えないため、見つけるのが大変かもしれません。(今回はマツキヨの調剤薬局で発見しました)
今悩んでいるのは、6番目の薬用マウスウォッシュと、7番目のフッ素入り洗口液を使う順序。どちらを先にしても、前に使った方は洗い流されて効果がなくなってしまいます。
ええい、それなら混ぜるしかない!
というわけで、今はコンクール5滴とエフコート7mlを混合液にしてうがいをしています。でもこれっていいのかなあ…。今度歯医者さんに行った時に勇気をだして聞いてみようかと思います。(怒られそう)
厳選アイテムを使う順序(まとめ)
- 歯間ブラシ
- 先細歯ブラシ / 電動歯ブラシ
- ワンタフトブラシ
- フロス
- 口腔洗浄器
- 薬用マウスウォッシュ
- フッ素入り洗口液
これだけのアイテムを駆使した歯磨き。1回あたり15〜20分かかってしまいます。
冬の寒い時期に、寒い洗面所で磨き続けるのはかなり大変。でも、虫歯になりやすい体質なら丁寧に磨くしかない!次の定期検診こそ虫歯ゼロで乗り切るぞ!と自分に言い聞かせて頑張っています。
今はまだ体力があるから続けられますが、高齢になったら無理だろうなあ…。これからも、最小出力で最高のデンタルケアを模索する道のりは続きますよ。