40代からの勉強:セミリタイア後も資格取得を目指した方がいい7つの理由

Published / by mimijiro

今月から、キャリアコンサルティング養成講座の通信教育が始まりました。

「やりたいことをして生きていく」ために突入したセミリタイア生活。転職して会社員に戻る気?いまさら資格の勉強をして意味あるの?

物忘れがひどすぎて脳ドックを受けたぐらいなのに、勉強できるの?

自分でも色々とツッコミを入れていましたが、セミリタイア後だからこそ資格取得を目指して勉強することのメリットはたくさんあるのです。


1. 生活にメリハリがつく

リタイア後の生活リズムは、起床 →散歩してブログを書き(orパート先で仕事) →夜はゆっくり。

講座が始まってから、今までよりも早起きをして毎朝30分勉強の時間を作るようにしました。朝イチで勉強しようと思うと、目覚めたときに気持ちがシャキッとします。意外と心地いいのです。

会社員が業後や休日に通学の講座を受け続けるのは大変ですが、セミリタイア後なら安心して申し込むことができるのです。


2. いろいろな年代や職種の人と知り合える

今回の講座は、10日ほどのスクーリングがあります。事前説明会に参加した時には、年代も業種もバラバラな人が集まっていることに少々圧倒されました。

同年代・同業種の価値観の枠から離れて意見交換ができるのも、あえて講座を申し込んだからこそのチャンスです。知らない人と話すのはストレスですが、視野を広げるには必要な経験。きっといい刺激になるでしょう。


3. 独自スタイルの修正

会社員時代は、研修や会社主導の資格取得支援(命令)で業務に必要な最低限の知識を身につけることができました。でも、それはあくまでも「最低限」。経験を重ねるうちに学んだ知識は古くなり、仕事の仕方も我流になっていきます。仕事さえ回っていれば、周りは当然指摘なんてしません。

今の仕事は非常勤の相談員。相談に来る人にとっては、担当者がパートのおばちゃんかどうかは関係ありません。人の話を聴く技術はもちろん、労働法、医療関係の制度、メンタルヘルス…いろいろな知識を備えていることが求められます。

自分で最新の知識を仕入れ、過去の経験からくる「聴き方のクセ」を見直し、修正し続ける必要があります。講座を受けることは、独学の偏りをなくすことにつながると思っています。


4. 新しい勉強方法が獲得できる

前回、資格取得のための勉強をしたのは30代でした。10代、20代の自分と比べてずいぶんと衰えを感じたものです。

あれから10年。さらに記憶力の低下が進んでいます。若者のような力技の暗記はとても無理。現在の自分に合った勉強方法の工夫が必要です。

勉強のために勉強方法まで学ぶなんて、余計にやることが増えるようにも思いますが、これは「ダンジョン攻略」。
「記憶力の低下」という難関をどうくぐりぬけるか、ゲーム感覚でツボを見つけていきたいと思うのです。


5. 目標があるからやる気スイッチが入る

勉強して自分磨きをしたいなら黙々と本を読めばいいのですが、興味だけで延々と何かを覚え続けられるほどみみじろーは根気強くありません。

自分で出費して講座を申し込み、「資格取得」という短期目標と、「試験日」というリミットがあるからこそ、勉強に対するやる気と集中力が上がるのです。


6. 興味の範囲を超えられる

独学だと、「自分が知っている」好きな分野の本や知識に視点は偏りがちです。

講座を受講し、資格取得のための勉強をすると、今まで自分が知らなかった、興味がないと思っていた分野も理解して覚える必要があります。関心ががなかった場所から「へえ〜そうだったんだ面白い」と新しい興味が生まれるのは快感です。


7. 大人の勉強には国のサポートも充実

政府の掲げる「一億層活躍社会の実現」の方針のもと、文科省、厚労省は社会人の学び直しのためのH30年度予算要求を大幅に増やしています。

その一環として、以前書いた「専門実践教育訓練給付金」の給付率大幅アップなど、金銭的にも大人が勉強しやすい環境や制度の整備を進めているところです。

これを活用しない手はありません。セミリタイアしていても、活用できそうな制度はいろいろあります。文科省「学び直しについて」 のページに、わかりやすくまとめられています。


セミリタイア後の生活は、とても穏やかですが一歩間違えると「刺激のない生活」。

脳は、要求されればされるほど一生懸命働くのに、要求されなければサボって働かなくなる臓器です。
(中略)
脳が働きすぎてパンクすることはありません。できる限りいろいろなストレスや緊張感を与えて脳を刺激し、脳が働くように仕向けるのが認知症にならないための秘訣です。
国立循環器病研究センターHPより引用

勉強で脳をしっかりと働かせ、スクーリングでいろいろな人たちと出会い、少しでも「やりたいこと」を長く、生き生きと続けられる自分でありたいと思うのです。

気力が尽きないように、最小出力で細々と続けていきますよ。