夫婦でアーリーリタイア準備①の続きです。
みみじろーにとってセミリタイア生活の重要テーマは、「苦手なことは最小出力でやり過ごし、やりたいことで人生の残り時間を満たす」です。
家事は「苦手なこと」に分類されますが、快適に暮らすためには必要なこと。最小出力で乗り切るために、二人で分担して一人あたりの負担を減らすことが大事です。
幸い、オットのこたぬきさんは「男子厨房に入らず」的な発想とは無縁な人。共働きでもあったため、夫婦の家事分担を巡るトラブルはあまり記憶にありません。
これからも今の状態を続けられるように、どのようにストレスのない家事分担が成り立ってきたのか振り返って整理しようと思います。
二人ともアーリーリタイアして毎日顔をあわせるようになったとき、この記事を読み返せば初心に帰ることができるはず!
夫婦でアーリーリタイアに向けた家事分担のコツ
- 各々一人暮らしの精神を持つ
何より大事なマインドです。一人暮らしなら自分が主体的に動かない限り家事は終わりません。もう一人が終わらせた家事は、「親切なこびとが偶然現れてラッキー」と考えましょう。感謝の念が湧いてきます。 -
やり方の違いにこだわらない
一人暮らしで家事に手付かずの状態に比べれば、自分と親切なこびとのやり方が違うぐらい大した問題ではありません。大切なのは家事が終了したという結果です。 -
相手と自分では気になる部分が違うから万遍なく片付く
こたぬきさんは食べる事が好きなので、ご飯を用意するのは苦にならないようです。みみじろーはハウスダストアレルギーがあるので、モップ掛けやお布団にコロコロをかけるのは熱心です。互いの特性を理解しましょう。 -
節約を相手に押し付けない
30円安いレタスを買うために、15分先のスーパーまで炎天下を歩くのは大変。それが節約の快感になる人はいいと思いますが、親切なこびとに同じことを強要して無駄な負荷をかけたら現れなくなるかもしれません。大切にしましょう。 -
報連相はこまめに
各々一人暮らしの精神でも、終わった部分を重ねて掃除するのは非効率です。食パンが2斤になるのも残念です。自分が親切なこびとである事をすぐに誇りましょう。
とはいえ、実際に二人で家事をシェアする中で気持ちがぶれることはたくさんあります。
こたぬきさんから「今日掃除したよ」と終了報告されると、みみじろーは未だに謝ってしまいます。「女性が家事をしなければ」という不合理な思い込みは強力です。
やり方を押し付けないといいながら、皿洗い後の小皿を水切りしやすい角度にこっそり並べ直してしまう心の弱さもあります。
これでは楽しいアーリーリタイア生活が罪悪感に侵食されてしまいそうです。
いつの日か親切なこびとに「ありがとう」と爽やかに言える豊かな心持ちを目指しますよ。