PRESIDENT Onlineでビンボーでも幸せな人は、なぜ幸せなのかという記事を読んだ感想。「やっぱりアーリー(セミ)リタイアは幸せ!」というのが結論です。
そう思ったのはどうしてなのか?ポイントは、この記事の3ページ目にある「地位財」と「非地位財」の話でした。
経済学者のロバート・フランクは周囲との比較で満足を得るものを「地位財」、他人との相対比較とは関係なく幸せが得られるものを「非地位財」と整理しました。「地位財」の具体例は、所得や貯蓄、役職などの社会的地位、家やクルマなどの物的財。一方の「非地位財」は、健康、自由、愛情などです。
(中略)
重要なのは、地位財による幸福は長続きしないのに対し、非地位財による幸福は長続きする、という点です。「少しでも年収を上げたい」は地位財の獲得を目指す志向ですが、それでは幸福が持続しません。
地位財と非地位財の話を自分に置き換えてみました。
自分の今までの働き方と、目標のアーリーリタイア生活で自分が大切にしたい「財」を考えてみました。
- 会社員の仕事で得られた「地位財」: 一定以上の収入(所得)、会社内での一定の立ち位置(社会的地位)
出世に興味がないダメリーマンのみみじろーでも、「周囲と比べて」著しく業績が悪く職場で居心地が悪くなるのは困ります。また、正直な所「評価される」と思うと出世に興味がなくとも、結果を出すために見栄を張って頑張ってしまう自分がいました。
「自由」「健康」という非地位財と引き換えに、社内での一定の立ち位置や安定収入という「地位財」を求め続けていたといえるのでしょう。 -
セミリタイア生活の中で得ている「非地位財」: 好きなことを仕事にできて休日が増えた(自由)、睡眠時間が増えた(健康)、家族とよく話すようになった(愛情)
なんと得るものが多いのか、セミリタイア生活!好きな仕事を通して社会とつながり、健康を害さないようにしっかり休む・・休みが増えた分、こたぬきさんとのんびり過ごす時間も増えました。
そもそも、生きる上で「健康」「自由」「愛情」etc・・って、明らかに「ほかの人より収入や持ち物が優れている」ことよりも大切なように感じます。それでも働き続けてきたのは、「会社員」という立ち位置と「生活に必要な収入」があったから。
ですが「自分達にとって何が幸せか」を実感してしまった今、「夫婦でアーリーリタイア」の道を目指していることは間違っていなかった!と思うのです。