もうすぐバレンタインデー。
40代のみみじろーにはだいぶ縁遠いイベントですが、プレゼントを口実に、おいしいチョコレートを探すことができる楽しい時期でもあるのです。
チョコレートの高級ブランド店が立ち並ぶ、東京駅西側の丸の内仲通りは普段の散歩コース。いつでも買えるので、あえて混雑する時期に参戦する気持ちにはなれません。
できれば、普段はあまり手に入らない、ちょっと珍しくておいしいチョコレートを最小出力で見つけたい!
そんな願いが偶然かなったのは、パートの帰り道でした。
神保町の三省堂書店本店の1階エントランス脇にある「神保町いちのいち」で、チョコレートの試食販売をしていたのです。
寒空の中声を張る売り子さんを無視するのも気の毒に思い、勧められるがままに生チョコの試食を一口。
生チョコなのに甘さ控えめ、口の中で温まると、いい香りが立ち、ほろりと溶けていきます。これはおいしい!
ところで…「Zeller」?なんて読むんだろう。売り子さんに聞くと
「”ツェラー”です。スイスでは行列ができるショコラティエで、この「パヴェ・グラッセ」(生チョコ)は冬だけの限定商品なんですよ。生クリームを使っていない生チョコなので、冷蔵庫に入れなくても日持ちするんです。」
スイス人、寒い中行列してまで地元のチョコレートを買うのかぁ。ちょっと意外です。それぐらい人気なんですね。
他にも数種類の板チョコが売られていましたが、一番の看板商品らしい生チョコ「パヴェ・グラッセ」(9個入り 1,728円(税込))を購入。
自宅に戻って室温で食べてみると、寒空の下よりも一段と滑らかになりました。
オットのこたぬきさんも、「この滑らかさは初めてだ!」と興奮気味です。生クリームを使っていなくても、こんなに柔らかく滑らかな生チョコが成立するなんて驚きです。
チョコレート生地が全重量の60%以上であって、クリームが全重量の10%以上、かつ水分(クリームに含有されるものを含む)が全重量の10%以上であるチョコレート(注)、及びこのチョコレートを全重量の60%以上使用し、かつチョコレート生地が全重量の60%以上であるチョコレート加工品については、商品名等に「生チョコレート」と強調表示できます(種類別名称は「チョコレート」)
日本チョコレート・ココア協会HP(チョコレート類の表示に関する公正競争規約)より引用
ん?生クリームを使っていない生チョコ…?あまり細かいことは考えないようにしましょう。だっておいしいのですから。
[2018年2月2日(金) 追記]
あまりにもZellerの生チョコがおいしかったので、別のチョコレートはどうなんだろう??と興味が湧き、つい今週も買ってしまいました。
タブレット(板チョコ)シリーズの”ヘーゼルナッツ”(1枚1,296円(税込))。厚さ8mm、9cm四方の大きさでこの値段…。
でも、お味は期待以上!普段のテーブルで食べるのが申し訳ないぐらい、上品な大人のチョコレートだったのです。
シンプルな香りのビターチョコに、小さめに砕いたヘーゼルナッツが程よく混ぜ込まれています。ほのかな甘みとほろ苦さ、チョコのなめらかさとナッツの香ばしさのバランスが最高です。
甘いチョコがお好きな方は、同シリーズの”ピスタチオ(ホワイトチョコ)”や、”クレームブリュレ(ミルクたっぷりで甘め)”がおすすめですよ。
すっかりZellerファンになったこたぬきさんとみみじろーですが、どうやら、定常的にZellerの商品を扱っている実店舗は日本にはなさそうです。
「神保町いちのいち」のFaceBookで、1/19(金)〜2/9(金)の毎週金曜・2/14(水)のバレンタインデー当日に、時間限定でツェラーのチョコレートを販売するとの情報をみつけました。
お取り寄せの場合は、
デパートの高級チョコレートはもちろんおいしいけれど、ちょっと珍しい、お店ではなかなか手に入らないチョコレートを家族や友人と楽しむのも、素敵なバレンタインデーになりそうですね。