しばらく前に、こんな記事を読みました。
東洋経済オンライン:あなたの人生におカネはいくら必要なのか
本当に、お金っていくらあれば生きていけるんでしょうね。夫婦でリタイアを目指すみみじろー達には興味津々の話です。
この記事は、以下の手順で老後の生活に備えましょうというお話でした。
ステップ1 老後の備えに必要な貯蓄額の計算
ステップ2 実際にその額を貯める
ステップ3 貯蓄の途中で貯まったおカネを運用する
東洋経済オンライン:あなたの人生におカネはいくら必要なのか より引用
記事の最後には、老後に向けた年間貯蓄額の計算式が載っています。
わくわくしながら数値を入れてみたところ・・「あれ?こんなに少ししか貯めなくていいの??」
どうもしっくりきません。老後(引退時期)が65歳~と定義されているからでしょうか?いえいえ、私たちは公的年金支給開始年齢よりもずうっと早い時期からリタイア生活を送りたいのですよ。
それでは、どうしたら自分たちのプランに合う計算ができるのか?
まずステップ1で、どれくらいの貯蓄額が必要か考えてみることにしました。
こたぬき&みみじろー夫妻のセミリタイアプラン(ざっくり)
- 50歳まで(今後数年以内)にセミリタイアする。
- 持家なし賃貸希望。リタイア後は都心から少し離れて家賃を下げたい。
- セミリタイア後も個人事業で月10万程度の収入を得る(予定)。今から副業して準備中。
- 50代のうちに終身個人年金の給付(月10万)が始まるので生活費の足しにする。
- 余剰資金を運用に回してリタイア後の収入に足す。
- 日常の支出は節約。運用の成績に応じて旅行に行きたい。
今のところ考えているのはこんな感じでしょうか。
このファジーな予定をもとに、どうやっていくら貯めればいいのか証券会社のファイナンシャルプランナーに相談してみました。
FPさんに相談するのは初めてのこたぬきさんとみみじろー。ちょっと緊張気味です。
ファイナンシャルプランナーの老後資金計算方法
- 現在の資産を教えてください(A)
- 今後、何歳までいくらぐらい貯蓄をする予定ですか?(B)
- 引退後の生活費(年額)の予定を教えてください(C)
- 将来の収入(年金等)の予定を教えてください(D)
- Cの支出のほかに、住宅購入や子供の進学等、まとまった支出はありますか?(E)
(A)~(E)をもとに、今の想定よりも貯めるべきお金が多いのか少ないのか算出します。
① ((C)×引退後の年数)+(E)=引退後に必要な支出の総額をまず算出します。
② 現在の資産(A)+(引退までに定期的に貯蓄する総額(B)+将来の年金収入(D))を計算します。
(①+緊急予備費(6か月分の生活費))-②=資産運用等で増やす必要がある額
シンプルな内容です。にもかかわらず、FPさんの眉間に皺が寄った瞬間がありました。
みみじろー夫妻が若かりし頃に契約した外貨建て個人年金は終身年金。為替リスクはありますが80歳位まで生きると掛け金の200%以上戻ってくる高利率。
FP「そんなの今時ないですよね!?計算が合いません!」怒り出したよ・・。
だって本当にそういう契約なんですってば。怒るFP vs 怯えるみみじろー。こたぬきさんが説明してくれて事なきを得ましたが、ああ怖かった。
具体的に計算してみると「なんか貯めなきゃ」と曖昧だったイメージがとてもクリアになりました。
みみじろー夫妻の場合は、今の貯蓄のペースで行けば何とか予定通りリタイアできそうとのこと。一安心です。
今回のFPさんの金言「一番安定しているのは預金です。予定額が貯まるなら、リスクをとって老後資金を投資や運用に回す必要はないんですよ」
セミリタイア後も生活に困らないように運用を考えなければ!と思い込んでいたので目からウロコ。話を聞いてみてよかったなあ。
証券会社の相談コーナーだったので、最終的に色々な金融商品を勧められるのかと思いきや全くそんな気配なし。
逆に不安になります。「何も商品を勧められていませんけど、FPさんはノルマあるんじゃないですか・・?」思わず聞いてしまいました。
すると「私は説明担当なので、後日弊社の商品をお申込みいただければ幸いです」と爽やかなお返事。一気に好感度急上昇です。
ありがとうございました。
その帰り道。
「Fpさんは投資は必要ないって言ったけど、セミリタイア後に運用で少しでも収入が上乗せできるといいなー。」
「旅行に行きたいしね。ハイリスクハイリターンじゃないやつで、何かないのかな・・。」と欲が消せない2人だったのでした。
やっぱり余剰資金で運用も試してみたい!というわけで、更に運用についても聞いてみました。
次回は(運用編)です。