東京の夏を乗り切る方法

Published / by mimijiro

先日、横浜方面に外出する機会がありました。駅で電車を降りたら「暑い!…けど、なんだか空気が柔らかい」と感じました。木々の量がみみじろー宅の周辺よりも明らかに多いのです。

都心のオフィス街、ビルの日陰は多いけれど、コンクリートの照り返しやオフィスビルからの放熱が気温を押し上げています。東京の夏は「暑い」というより「熱い」と表現した方が近い印象です。

しかも、その中をスーツで歩く会社員の皆様…見ているこちらの方が倒れそう。

みみじろーは暑さがとても苦手です。昔から体温調節が下手な体質でしたが、年齢とともに加速度的に気温に体が追いつかなくなっています。

ここ数年は「熱中症で発熱嘔吐→タクシーで病院に担ぎ込まれて点滴」が、夏の恒例行事になりつつありました。

気をつけていても、仕事で外に出る機会は避けられません。オフィスの冷房で冷え切った後は汗をかけず、体に熱がこもる悪循環。日中の無理が祟って帰宅後に一気に悪化します。体の震えが止まらず、口に水を含んでも胃が受つけない状態です。

そこで大活躍するのがオットのこたぬきさん。経口補水液を枕元にセットし、病院に電話してタクシーを呼ぶのも手馴れたものです。

ですが讃えて喜んでいる場合ではありません。この残念な状況を早く脱したい!試行錯誤の結果、今年はなんとか倒れずに体調を保っています。

熱中症を避ける4つのポイント

  1. 疲労をためず体調を保つ
  2. 体の寒暖差を最小限に抑える
  3. 日差しにさらされる時間をなるべく減らす
  4. 体内の水分を一定に保つ

この4つのポイントを踏まえて、最近実践しているのは以下の行動です。

東京の「熱い」夏を乗り切る方法9選

  • 1日8時間以上の睡眠を確保
  • 自宅のエアコンは28℃設定で常時稼働。涼しければ睡眠の質も向上。
  • 食欲がないときは無理に食べない(消化できない)。 ビタミンゼリー万歳。
  • こまめに体温調整する。電車やオフィスは特に冷えるので、ボトムスは足首まであるパンツ1択。さらに薄手のレッグウォーマー装着。外に出たら突然薄着になれるよう、着脱可能なアイテムを揃える。
  • 夜は湯船に浸かって体温を正常化する。
  • 夏の間は地上の散歩を封印。散歩は大手町〜東銀座まで2kmにわたって続く地下道で。
  • 日陰は多いけど、外に出るときは日傘とサングラス必須。照り返しをブロック!
  • マイボトルをフル活用。職場に着いたら冷水を飲み通勤で上がった体温を冷ます。オフィスではお湯を入れて体を温める。
  • 梅干しにお湯を注いだ「梅湯」で塩分補給。

昨年までのフルタイム勤務ではこんな余裕のある対処法はとてもできませんでした。まず8時間睡眠が不可能です。湯船につかる気力も体力もありません。

今年は違います。ゆっくり寝て、食べられるものを少しずつ食べて、地下散歩で無理せず体力維持。これもセミリタイアの効能ですね。

街を歩く女性を見ていると、足首まであるパンツに靴下(+レッグウォーマー)を履いているのはみみじろーだけ。みんなスカートや足首より上のワイドパンツにヒールを履いて素敵です。冷房の効いたオフィスに戻ってからレッグウォーマーをつけるのでしょうか。

いつか寒暖差に負けない体になったら、足首を出せるようになるのかなあ。…などとぼんやり考えていて、突然はっと思い出します。そもそもオフィス用の格好がいらない生活を目指しているんだった!

長年の思考はなかなか抜けないものですね。でも、時々こんな場面があることで「セミリタイアしてよかった。早くアーリーリタイアしたいなあ。」と、より強く思えるのです。