インビザラインの歯列矯正。4ヶ月で矯正の半分が終わりました。早いものです。
治療開始とともに、全62枚のアライナー(マウスピース)は完成済み。あとは3日間隔でアライナーを交換しながら歯を動かせば良い筈だったのですが、ここにきてトラブル発生!
右上の2番(前歯と犬歯の間の歯)に、アライナーがぴったりはまらなくなってきたのです。
アライナーを装着する時は、「アライナーチューイー」という筒型のゴムをよく噛んで歯にフィットさせます。(↓↓)
しっかり噛まずにアライナーが浮いたまま矯正が進むと、徐々にアライナーの形と歯の動きが合わなくなってくるそうです。
「八重歯」の矯正がメインなので、特に前歯〜八重歯の部分は痛いのを我慢して念入りにチューイーを噛むようにしてきました。
もちろん毎日20時間以上のアライナー装着も守っています。
そんな努力もむなしく、右上の2番だけアライナーがたわみ、浮いてきたのです。両脇の前歯と八重歯には綺麗にフィットしているのに、真ん中だけ合わないなんて…。
- 押し込み力が足りなかった?
- オルソパルス(加速装置)が効いてない?
- 何枚か戻ってやり直す?(古いアライナー捨てちゃった(涙))
- 全段階のアライナーが出来上がっているのに、いまさら「予定のコースを外れました」とかないよね!?
どきどきしながら迎えた診察日。
みみじろーの心配をよそに、先生は「あ、これね。全然大丈夫だよ」とあっさり一言。そして衝撃的な説明を始めたのでした。
アライナーが合わないときの考え方
医「みみじろーさんの心配は、建物の基礎工事中に”家具のレイアウトをどうしよう”って悩むようなものだよ」(…?)
医「いま一番大事なのは犬歯(八重歯)を後ろに下げること。犬歯は根っこが長くて本当に丈夫だから、動かすのは大変なんだよ。でも、ゴムかけをして優しく動かせば、綺麗に並ぶからね。それが一番優先。」
医「まだ基礎工事だから。全体が並んだら、画像を撮り直して(多分アライナーも作り直して)高さや噛み合わせを整える。その時に上の2番は調整できるよ」
み「え!?」(62枚おわったあとに第二弾があるんですか!?)
先生の説明で以下の3つのことがわかりました。
- (今回のケースでは)アライナーが多少浮いても問題ない。
- 犬歯は頑丈。犬歯の移動が何より大事。
- 62枚目まで進んで、やっと「基礎工事」が終わるだけ(衝撃の新知識)。
最初の一文に「矯正が半分終わりました」と書いたのは間違っていました。「第一段階が半分終わりました」だったのですね。
先生の説明に驚いた後は、いつも通りに歯並びの写真撮影をして診察終了。処置がなく写真撮影だけの月も、固定で6,000円の診療費がかかります。
少々もったいない気もしますが、定期的に経過観察してもらえるのは安心です。今回のように気がかりなことが相談でき、歯が着実に動いている画像まで手に入る貴重な機会だと思っています。
以前、「インビザライン矯正のための厳選アプリ」で紹介した「OrthoComm」というアプリにログインすると、さっそく今月分の画像がアップされていました。
先月の画像に比べて犬歯がぐっと後ろに下がり、犬歯の後ろ(両側上部の4番)を抜歯した隙間がなくなってきています。
1ヶ月でかなりの変化。オルソパルス(加速装置)の効果、すごいです。
こんな勢いで歯を動かして大丈夫なのか少々不安ですが、自分がまだ「基礎工事中」なことを知ってしまった以上、軽快なペースで前進あるのみ、ですよ。