ついに、インビザライン矯正は57枚目のアライナーに突入。全部で62枚ですから、9割方終わったことになります。
今回の通院では、ついに奥歯のアタッチメントを外しました。
例の嫌な「キュイーン」という音がして痛いかな…と身構えましたが、ほとんど歯に振動を感じることなく外れました。歯の表面も元通り。どこにアタッチメントがついていたかわからないほどです。
今後は、アタッチメントの周囲に着色汚れが残らないように何度も角度を変えて磨いたり、歯ブラシの柄が当たってアタッチメントが外れないように気をつけたりする手間が省けると思うとほっとします。
>>> インビザラインで歯列矯正No.3-8/62(アタッチメント編)
第1シーズン終盤〜第2シーズンの治療の進め方
先生から今後の方針の説明がありました。要点は3つ。
- 次回の診察時に、すべてのアタッチメントを除去。
ゴムをかけるアタッチメントも外すのでしょうか?もしかしてゴムかけも終了!?ゴムもアタッチメントもなく、アライナーだけなら本当に普通の歯と変わらず目立たなくなりますね。ワクワクします。 -
第1シーズン最後(次回)の診察時に歯の高さを調整する。
先生から、「インビザラインは元の高さのまま歯を動かすので、歯が動いて噛み合わせが変わると、上下の歯が強く当たりすぎたり、逆にまったく噛み合わないような部分が出てくるんです。次の診察の時に高さを揃えましょう」との説明が。高さって1回の診察で簡単に整うものなんですか? -
次回の診察では第2ステージのクリンチェック(歯型の3Dシミュレーション:治療計画作成)をする。
前回は、今回の診察で「クリンチェックをするかもしれない」と説明されていました。ですが今回の診察では、まだ八重歯の後ろに隙間があったため、ぎりぎりまで様子をみてから第2ステージの治療計画を立てようという方針に変わったようです。確かに、歯並びは平らになってきたものの、まだ「ぴっちり」とはしていないので、第2ステージに期待です。
インビザライン矯正で高さの調整はどうするの?
前述の1と3については特に心配はありません。問題は2の高さ調整です。
鏡で見ると、矯正は進んでいるものの、前歯(大きくて長い)→前歯の隣(小さくて短い)→八重歯(尖ってて長い)、の順で並んでいるのでなんともデコボコした印象。オットのこたぬきさんが矯正した後のような「入れ歯みたいに完璧な歯並び」には程遠い状態です。
こたぬきさんが歯の高さを調整した時には、歯を歯茎側に引っ張るために、1年近くヘッドギアのようなな矯正器具を毎晩つけていました。
(こんなやつ。先端の金具から矯正のワイヤーにゴムかけをして使います。)
インビザラインは、アライナーを歯にかぶせる矯正方法。アタッチメントがついているため、多少は高低の圧力をかけられるのかもしれませんが、基本は前述の通り「元の高さのまま歯が(水平に)動いていく」流れ。高さの調整が容易とは思えません。
み 「先生、インビザラインでも高さの調整ができるんですか?」
医 「噛み合わせや高さって、本来は日常の中で噛む動作を重ねながら少しずつ動くものなんです。でも、インビザラインは食事時以外はアライナーで歯が守られているので、自分の歯で噛む機会が減るんですよね。」
医 「ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーに力がかかる角度を変えながら動かしていく上、歯をカバーせずに日常生活を送るから、自然に高さも噛み合わせも整っていくんですけどね。」 …こたぬきさんのヘッドギアはどちらかというと”不自然”な感じがしましたが…。
で、自然に高さが整わないインビザラインの場合は、いったいどうするんだろう?
その疑問はすぐに判明しました。
先生は、「今日、この(2番目の)強く当たってグラグラしている歯。ここ調整しておきましょう。他は次回きれいにしますから」
そして聞こえてきたのは…「キュイーン」というあの音です。調整=削るだったんですか!
まあそうですよね。引くことも押すこともできないなら、高いところやぶつかっているところを削るしかないですよね。
削ると言っても、軽く振動を感じただけで全く痛みはありません。本当にかすかな「調整」だったのでしょう。
健康な歯を削るのはもったいない気がします。とはいえ、噛み合わせの高さが不揃いだと、強く噛んでいる歯が傷むのでしょうね。ちょっと複雑な気持ちです。
次の通院は2週間後。そのときにはいよいよ第1ステージ最後のアライナー(No.62/62)を受け取ることになります。
さらに第2ステージがあるので、あくまで「通過点」。でもひとつの節目にはなりそうです。楽しみながら進めていきますよ。