パートでセミリタイア生活:正社員→パートに転職するときの採用面接で気をつけること

Published / by mimijiro

「パートでセミリタイア生活」を初めてもうすぐ1年。昨年の今頃、今の勤務先の面接を受けて無事に希望した職種で採用が決まりました。

会社員時代にパート採用をしていた経験が役に立ったのです。

あらためて、正社員とパートの採用面接では、求めるものが違うと実感しました。正社員の採用面接で重要だと言われているものが、パートの面接ではやや過剰なアピールになってしまう場合もあります。

今回は、正社員からパートに転職するために、採用面接で気をつけたことをご紹介します。


正社員とパートの採用面接はこんなに違う!


1. 40代の「正社員」転職で重視されたこと

みみじろーは、正社員として2回転職をしています。

特に40代になってからの転職は、即戦力を期待できる実績と、リーダーやマネジメント経験の有無を問われました。

正社員としてその企業の文化や価値観に合致すること、経験や知識に裏付けられた能力発揮ができること、必要に応じて人材育成やリーダーシップが発揮できることなどが期待されていたように思います。

「協調性があります」「現場のスキルがあります」だけでは乗り切れません。しっかり企業研究をして応募動機を練り、職務経歴書も細かく作り込んでいました。

ですが、正社員からパートの転職では、企業側が期待するものは全く異なると気づいたのです。


2. 正社員からパートへの転職で陥りがちな勘違い

セミリタイアを決心し、現在のパート先に応募するため、今までの転職活動と同じように書類や面接の準備をしていました。

そのときに、「あれ…?これでいいのかな?何か勘違いしてない?」自分が採用担当をしていた頃をふと思い出したのです。

正社員歴が長く働き盛りの年齢(3〜40代)の人が突然パートに応募してくる度に、次のように考えて疑心暗鬼になっていました。

  • 「なんで正社員で安定している人がわざわざパートに応募してくるんだろう?」
  • 「経歴に見合うような業務もお給料も提供できないけど大丈夫?」
  • 「物足りなくてすぐ辞めちゃうんじゃないかな…」
  • 「リーダーや管理職まで経験してるけど、パートさんとして正社員とうまくやれるのかな?」
  • 「何かフルタイム勤務が難しい事情があるのかな?休まず勤務できる人なのかな」

そう。職務経歴が充実していればいるほど、採用側は転職の意図が見えず不安が募るのです。

パートの採用で最も大事なのは、採用側が「この人なら職場の中でうまくやれそう。安定感がありそう」と安心できること。

正社員の転職では通用しなかった、「協調性があります」「現場のスキルがあります」こそがアピールポイントにちがいない!(たぶん)

そうと決まれば作戦変更です。

  • 職務経歴は部門と実務内容を淡々と箇条書きにする(業務スキルが伝わるように)
  • 協調性を前面に出して志望動機と自己紹介を準備する
  • 正社員からパートに転職する理由に説得力を持たせる
  • 契約回数の上限が決まっているため、その期間で納得している事情を用意する

上記のコンセプトで書類を書き直して送りました。ほどなく書類選考通過の連絡があり、迎えた面接日。

みみじろーの準備と工夫は、実ったのか!?


いよいよ本番!パート採用面接のポイントは「不審じゃない」!


1. 人柄が「不審じゃない」アピール!

とにかく、第一印象で意識したのは、「扱いやすそうで、普通に周囲とうまくやれそう」な雰囲気。

人見知りなので、面接で普段よりも少しだけ「朗らか」な表情を演出できるかが課題です。緊張気味なのは、面接者は全く気にしないはず。むしろリラックスしすぎている方が怪しいです。

最大限の気力を振り絞って、変じゃない程度に笑顔をつくり面接室に入りました。

自己紹介、職歴の概要、業務知識の確認など、聞かれたことに対して”無難”に”受け答え”をします。ここは内容の充実度よりも、人の話を聞いて適切な言葉で返事ができるという会話能力が問われるところです。

スムーズに話が進み、みみじろーが油断したところで想定しなかった質問がきました。

 「ところで、みみじろーさんは、周りの人から”どんな性格”だと言われますか?」

おそらく採用面接では定番の質問です。ですが、まったく答えを用意していなかったみみじろーは、動揺のあまり素に戻ってしまいました。

 「あ、はい。”ふんわりしている”と言われます」
 …ふう。自分にがっかりです。なんだろう”ふんわり”って。案の定、面接者は笑いをこらえています。

 「怒らない方ですか?」 ナイスフォロー!

 「そうですね。割と気が長くて…あ。仕事の納期が遅れるとかではなくてですね。人に対してあまりイライラしないというか…」

もうグダグダですが、一気に雰囲気はゆるみました。少なくとも「扱いやすくて反抗しなさそうな人」には見えたことでしょう。怪我の巧妙だったと思うことにします。


2. 応募動機が「不審じゃない」アピール!

穏やかな雰囲気で面接は進み、質疑応答までたどり着きました。

 「みみじろーさん、この求人は非常勤職員で更新回数は上限があります。正社員と同じような待遇ではありませんが、大丈夫ですか?」

きた!やっぱり聞かれた!この時のために理由を準備し、オットのこたぬきさん相手に面接練習をしてきたのです。浮かれそうな気持ちは表情の奥にしまいこんで、慎重に答えます。

「キャリアコンサルタントの資格取得のため、非常勤での業務を希望しておりました。スクーリングは土曜日のため業務には支障ございません。学んだ内容は、御社の業務にも役立つものと考えております。」

 「あぁ。そうだったんですね。他の非常勤さんもキャリアコンサルタント取った方多いですよ。講座を申し込むときに、職場の証明が必要だったら相談してくださいね。」

 「はい、ありがとうございます。」(まだ採用されてないけど、この返事でいいのだろうか…。)

あっさりと納得してもらい、拍子抜けするぐらいです。この職場では定番の理由だったのですね。


翌々日に採用の連絡がきて、みみじろーの「正社員からパートに転職大作戦」は本命の1社目で終了しました。

準備に時間はかかりましたが、結果的には「最小出力」で済んでよかったです。

パートを選んだ本当の理由「パートでセミリタイアしたい」は、胸の奥に大事に隠して勤務を続けていきますよ。