ついに2018年のプロ野球シーズンが始まろうとしています。
「横浜大洋銀行」と揶揄された大洋ホエールズ時代から、毎年残念な戦績に落涙し、友人には「どこがいいの?」バカにされ、親からは阪神ファンの洗脳を受けながらも、頑なに横浜ファンを貫いてきたみみじろー。
2016、2017年の快進撃はとても嬉しいものでした。
特に、ソフトバンクホークスとの日本シリーズ。不慣れな大舞台にミスを繰り返しながらも、必死に食らいつき闘う選手を見て、「こんな立派になって、もうこれで人生に悔いはない!」と思いました。
でも、人って怖いです。
「あんなに熱い闘いができたなら、今年はもっと強くなるんじゃないか。」
「ついにシーズンを勝ち抜くチームになったんじゃないか。」
過去、数あまた繰り返された無念も苦い思いも忘れ、どんどん欲と期待が膨らんでしまいます。
濱口投手、ウィーランド投手、今永投手が開幕一軍に入れなくても、ローテーション候補の5人の名前を挙げられる投手層の厚さ。
ルーキーズの大活躍。81番目の男、くっすー(楠本選手)のオープン戦打率5割超え。昨年は無念にも開幕から約2ヶ月で2軍に旅立った佐野選手の一回りがっしりした体から繰り出される力強いバッティング。
オープン戦最終日にしっかり結果を見せてくれた、筒香選手、ロペス選手、宮ざき(漢字はたつさき)選手の超強力クリーンナップ。
そして必殺の守備職人、大和選手。華麗なショートの守備に、「残念、そこは大和!」と叫ぶ準備はばっちりです。
さらに、今のところは目立っていませんが、石川選手、荒波選手など経験豊富なベテラン勢も待ち構えています。
そんな頼もしいベイスターズ開幕の楽しみを高めてくれるのは、直前のチーム情報、選手たちの声をまとめた、オフィシャルマガジンやファンブック。
笑ったり、ほろりとしたり、読んでいるだけで優勝に向かって一緒に進んでいるような気持ちになりました。
届きたての2冊を、ご紹介します!
1. とことんファン目線!情報満載のファンブック
横浜DeNAベイスターズを応援しよう! 闘え 誇りを胸に 我らの星 ヨコハマ
3/25に御茶ノ水で開催されていた「東京野球ブックフェア2018」で、出版社(株式会社カンゼン)のブースにて購入。
宜野湾キャンプの取材を元に、ファンの応援コメント、ファンの質問にGM・監督・選手が答えるコーナー、選手・ファンのスナップ写真などが掲載され、選手とファンが一体になって作り上げたような一冊です。
家族と、ファン友達と一緒に、ワイワイ騒ぎながら楽しめます。我が家では、オットのこたぬきさんと一緒に夫婦で盛り上がっていました。
2. 監督・選手の思いにぐっと迫る!球団オフィシャルマガジン
ラミレス監督をはじめ、筒香選手など主力選手のインタビュー。ロペス選手×桑原選手、パットン投手×山さき(漢字はたつさき)投手の対談など。
テレビのインタビューではなかなか聞けない、選手間のつながりや、チームへの思い、自分の成績への葛藤など、等身大の選手が感じられる内容です。
『ブルペンの仕事はヤスにボールを届けること』(パットン)
パットン投手の言葉に、思わず涙ぐんでしまいました。こんなふうに、ひとりひとりがチームを想い、全力で一年間闘い抜こうという真剣な気持ちが痛いほど伝わってきます。
ファンブックが仲間とワイワイ楽しめる本なら、こちらは正座し心を整えて読み込む本だと感じました。
「どう始まるかよりも、どう終わるかが大事」。ラミレス監督の口癖ですが、ファンとしては始まりが楽しみでたまりません。
大騒音も人混みも、本当はすごく苦手なみみじろー。でも、ベイスターズの応援だけは別物です。
今年も体力の続く限り、ハマスタに行って応援しますよ。