40代半ばでセミリタイアをしてから1年以上経過しました。あっという間です。
以前も、半年経過後の様子を書きました。
>>> セミリタイア後の変化-上を向いて歩けば
それから何が変わったのか?セミリタイア生活の1年目の経過報告です。
1. 『過ごし方』はこうなった!
週3〜4日のパート勤務の日には大きな変化はありません。
変わってきたのは仕事がない日の過ごし方。ずいぶん慌ただしく感じるのです。
- 調子にのって用事を増やし始めた
休日が増えたことが嬉しくて、ブログの更新、プロ野球観戦、資格の勉強(講座通い)。いろいろなことに手を出し始めたら、セミリタイア前よりも明らかに休日が忙しくなってしまいました。 -
セミリタイア当初より運動量が減った
1の用事に押されて、大好きな散歩の時間が縮小されつつあります。今では、職場の往復とこたぬきさんとの散歩が数少ない運動の機会。体力低下が心配です。 -
セミリタイア当初より小説を読まなくなった
最近読むのはブログを書くための本や、勉強用の資料ばかり。興味深いですが、小説を読むときのようなワクワク感はありません。せっかくセミリタイアしたのに、ちょっともったいない気持ちです。
忙しくなったのは休日ですが、そもそもパートをしているから、時間に余裕がないと感じるのかもしれません。
たとえ収入が得られて興味がある仕事でも、雇われている以上は自由に休むことはできないと実感しました。
2. 『日々の意識』はこうなった!
正社員として仕事をしている頃は、日々の会議、関係部署や外部機関との交渉など、常に人と関わり続けていました。
でも、セミリタイアしてパートになった今。会社ではそこまで密なやりとりを求められるわけではありません。
人付き合いに気力を消費するみみじろーは、オットのこたぬきさんや親族以外の人間関係を極力減らしたいと願い続けています。
その結果、以下のような意識の変化が起こりました。
- 感情が平坦になる
リタイア前は、喜怒哀楽がもう少しはっきりしていました。今は、「へ〜(ちょっとうれしいかも」「あ〜(ちょっといやかも)」でおおむね済んでしまいます。心を揺さぶられる出来事に直面することが少なく、穏やかな気持ちが続いているのでしょう。 -
集団への耐性がなくなる
今のパート先は、同僚間の付き合いが少なくとても心地よいのですが、講座は人間関係が密な集団です。クラス終了後に飲み会があっても、声をかけられる前にダッシュで退出。すっかり一人時間に慣れきった身に集団行動は無理なのです。 -
人への関心が薄れる
2にもつながります。誰かと親しくなろうという気持ちがどんどんなくなってきました。全く敵意はありませんが、関心も持てません。みみじろーの仕事は人の相談に乗ること。このまま関心が薄れ続けたら続けられなくなりそうです。 -
興味の幅が広くなる
人への関心が薄れる一方で、今まであまり興味を持たなかった分野にも幅広く関心が広がって、いろいろ本を読むようになりました。今の仕事が面白いと思えなくなったら、関心のある方向にシフトしていきたいと思います。
2. 『お金の使い方』はこうなった!
今のところ、オットのこたぬきさんが仕事を続けているため、家計で困ることはありません。
ですが、目標は『夫婦でアーリーリタイア』。
みみじろーがセミリタイアしたことをきっかけに、夫婦でリタイア後の暮らしに向けてお金に対する意識が変化し始めました。
- 家計簿をつけるようになった
リタイア後の生活資金を把握するために、スマホアプリのZaimで人生初めての家計簿をつけ始めました。大して浪費癖もない(と自分では思っていた)のですが、実際につけ始めてみると、何にいくら使うかを強烈に意識し始めました。 -
お金を使わなくなった
セミリタイアして、みみじろーの収入は半減。家計簿の影響もあり、無駄な出費(外出先での飲み物など)をしないようになりました。あと、セミリタイアしたことでマッサージや外食などのストレス解消費や交際費が減り、支出自体は少なくなったと感じます。 -
健康の重大さを実感する
みみじろーが定期的に通院するのは、矯正歯科、歯科(定期健診)、婦人科、耳鼻科(春だけ)。毎月の医療費は平均1万円超!自分のお小遣いのなかでもっとも負担が多い項目です。これ以上余計な通院(出費)を増やさないようにぜひ健康管理に気をつけたいものです。
みみじろーのセミリタイア生活歴はたった1年間ですが、いろいろな変化を感じることができました。
自分の目指す『最小出力で生きる』に少しは近づけているように感じます。
ですが、パートでセミリタイア生活は、思ったよりも自由度が少なくて忙しいというのが一番の実感。次の目標は雇用されない生き方です。
まだまだ『夫婦でアーリーリタイア』の序章。どのような過ごし方が自分たちに合っているのか、身をもって模索していきますよ。