退職前にやることがない!暇になった時の過ごし方

Published / by mimijiro / Leave a Comment

ちょうど1年ほど前。会社に退職を申し出て、無事に受理されました。

その後は通常業務を片付けながら引き継ぎマニュアルの作成や資料整理をしていたのですが、ちょっと前のめりすぎました。

退職の一週間前。ついに全ての仕事が完了してしまったのです。いまさら新しい案件を作り出すわけにもいきません。

ただ座っているのは辛すぎます。狭いオフィスでは仕事以外のことで時間をつぶせばすぐにバレる…どうしたらいいんだろう!?

今回は、みみじろーが退職までの5日間。時間を潰すために使ったありとあらゆる手段をご紹介します。


1. 追求型:新しい自分に出会う旅!

今まで時間に追われて「業務に必要な最低限」で済ませてきたことを、初歩から追求します。自分の勘違いや、「雑用」と適当に流していたことの大切さに気づくきっかけになるかもしれません。

  • Excel、Word、PPなどの使い方を見直す
    業務上は、最低限表計算ができて文書や資料が形になる程度に仕上がればいい。10年以上そんな感じで済ませてきました。今まで目も向けなかった機能をクリックしてみるだけでも、「こんなことができるんだ!?」と新しい感動があります。特にExcelのデータ分析機能は楽しめました。

  • テプラマスターになって超丁寧にファイリングをする
    ファイリングが大の苦手なみみじろー。テプラを使うのも面倒で、内部資料は手書きのラベルで済ませていました。あまりに暇でに引き継ぎファイルのラベルとインデックスをテプラで印字したら、すごく見やすい!なんという快感!すぐに過去のファイルまで遡って取り替えたのはいうまでもありません。

  • 業務関連の資料を収集する
    今さらですが業務の周辺知識を身につけるチャンスです。引き継ぎ用の資料を整理しているような雰囲気を出して堂々とネット検索や読書を楽しみましょう。本当に役立ちそうな資料が見つかったら、後任の方向けに「資料集」を作って入れておけばいいのです。


2. お役立ち型:奥ゆかしさが大事!

暇なときの社会人のマナー、「何かお手伝いできることはありますか?」。これが歓迎される職場もあると思いますが、逆に「辞める人に仕事を振る余裕なんかないよ」と迷惑がられることもあります。

あくまでも奥ゆかしく。周囲の人に教える手間をかけさせないのがお手伝いのコツです。

  • どうでもいいけど誰かやらないと困る雑用を引き受ける
    コピー用紙の補充、トナーの交換、シュレッダーの紙屑を捨てる、等々…「誰がやってもいいけど自分がやるのは面倒」な雑用。コピー機付近から「チッ」という舌打ちが聞こえたら、すかさず近づいて「やっておきますよ」と声をかけましょう。運が良ければ軽く感謝されるかもしれません。

  • テプラの技術を活かす
    テプラが面倒で、適当なファイリングをする社員はみみじろー以外にも多数いたので、ラベルの貼り直しは喜ばれました。ファイリングの仕方にこだわりのある人を手伝うときは要注意。「ファイリング方法は勝手に変えない」「綺麗にするのはラベルとインデックスだけ」と決めておいたほうが無難です。

  • 電話をとりまくる
    電話が鳴り続ければ、みんなイラっとして「誰か出ろよ…」と嫌な空気が流れます。暇なときはとにかく電話に出ました。大して周囲の役に立つわけではなくても、コール音がなり続けるストレスからは解放されるはずです。


3. 身辺整理型:大掃除は最終日に!

仕事の内容はしっかり引き継ぐけれど、自分の痕跡はできるだけ消したい。

そのためには、今後の業務に必要な資料と、自分がいろいろ考えるために使った古い資料を峻別し整理する必要があります。ファイリング同様、整理整頓を雑にしてきたみみじろーにとっては、かなり時間を要する(暇をつぶせる)作業でした。

  • サーバ・PC内の整理
    みみじろーは一人部門だったので、サーバ内のフォルダ整理はかなり適当でした。極端な話、自分さえ分かれば良かったのです。ですが、引き継いだ人はそれでは困ります。膨大なファイルをカテゴリに分け、各フォルダに整理番号をつける作業は、かなり時間を稼げました。最終日に、なんとなく完全に消去できなかったゴミ箱内のデータを一気に消すのも嬉しいものです。

  • 紙の資料整理
    社員が勤務するフロアとは別の場所に資料庫があったので、時々こもっていました。静かな書庫で古い資料を整理するのは癒しのひとときです。いらない資料をシュレッダーにかけるときは、すがすがしい気持ちになります。ついでにシュレッダーを掃除する仕事も追加。ハウスダストアレルギーのある人は、紙のホコリでかゆくなるので必ずマスクを忘れずに。

  • メールのやり取りを読み返して感慨にふける
    多くのメールは都度削除してしまいますが、重要なメールはフォルダに残っています。自分の足跡を振り返りましょう。「ああ。こんなこともあったな。頑張ったな自分」と、活力が湧いてきます。思い出したくもない案件は、今こそ削除する快感に変えましょう。引き継ぎの漏れも発見できますよ。

  • デスク周辺の清掃と除菌
    掃除は最終日がオススメです。あまり早い時期に張り切って掃除すると、「こいつすでに心が退職している」と思われて嫌味のひとつも言われかねません。最終日は、綿棒などを使って、隙間のホコリまできれいに取り除きます。仕上げにアルコール綿でしっかり除菌。指紋も菌も一切残さない覚悟を見せつけましょう。


4. その他

  • 明日も暇な時に備えて、「何かやることリスト」を作成する
    作成したToDoが役にたっても立たなくてもいいのです。無理やりひねりだしてリストにしておくことで、「今日もやることない…辛いなあ」という出勤時の気の重さが軽くなるかもしれません。

上記の対策を練っても、「8時間」はなかなか埋まらないのです。あんなに毎日時間に追われていたのが懐かしくさえ思えてきます。

たった一週間でしたが、毎日やることを探し続けるのに疲れて、ふと考えました。

そもそもどうして暇をなくしたいんだろう?「仕事をしているように見られたいから?」「自分だけ暇そうでいたたまれないから?」

周りの人は、もうすぐ辞める人にそこまで注意を払っていません。目障りにならない程度に過ごしてくれればいいよ、というのが本音だと思います。

最後まで慌ただしく業務に追われるよりも、余裕を持って引き継ぎ資料や身の回りの片付けが終わったほうがマシです。なら、最後の数日間が暇になるのは無理もない。

「ヒマでいいのだ」。思い切って自分の状態を受け入れ、暇な自分とじっくり向き合うと決めたら急に楽になりました。

そう。ここは「精神と時の部屋」。おとなしくデスクに向かっているけれどみんなとは別の次元にいる自分。永遠とも思える時間の中で、修行を積んでいると言い聞かせたのです。。

そして退職後。忙しさに逃げずに、「暇」を受け入れる心構えができているので、「セミリタイアしている自分」「パート先で暇な自分」も楽しめているように思います。まさか退職前の経験がこのような形で役に立つとは。

暇でどうしようもない、辛いと思うひとときがあっても「精神と時の部屋の修行」はいつかきっと力になりますよ。

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