インビザラインで歯列矯正:第1ステージ終了:最新のスキャナー”iTero Element”がすごい!

Published / by mimijiro

前回、インビザライン矯正の第1ステージが終わりに近づいていることを書きました。

>>> インビザラインで歯列矯正No.57/62:インビザラインで歯の高さはどんなふうに調整する!?

当初の治療計画では、アライナーは62枚。

最初の頃は「62枚分のアライナーなんて、先が長すぎる…」と思っていましが、オルソパルスの効果のおかげで3日おきに目まぐるしくアライナーを交換し続けた結果、半年でおおむね歯が並び、第1ステージが終了になったのです。

>>> インビザラインで歯列矯正〜オルソパルスの効果は世界一!?

といっても、62枚目まで交換が完了したわけではありません。58枚目で止まっています。

59〜62枚目のアライナーはアタッチメント用の凸凹がなく、すべてのアタッチメントを外さないと装着できないタイプです。

矯正は順調には進んでいるものの、まだ八重歯の後ろの隙間が残っているため八重歯のアタッチメントを外すことはできないようです。ゴムかけも続いています。

アタッチメントを残したまま装着できる58枚目で一度治療を区切り、新しく歯型をとって再度治療計画を立ててアライナーを作成することになりました。 


第2ステージへの準備はたいへん!

いつもは写真を撮ってささっと終わる診察も、さすがに第1ステージ〜第2ステージへの移行準備のため手順が多かったです。

  1. 現在の歯の状態・顔の形状を写真撮影

  2. 歯の高さ調整
    軽く歯を削ったり、歯材を足したりして歯の高さを整えます。アライナーをつけた時に前歯の先端に隙間ができました。前歯が短くなったようです。

  3. 下側、奥側のアタッチメント除去
    残念ながら、八重歯のアタッチメントだけはアライナー用もゴムかけ用も外されませんでした。このまま第2ステージに持ち越しです。

  4. アタッチメント除去後の歯を写真撮影
    この日2度めの撮影。アプリで写真を見たら、アタッチメントを外した歯がつやつやになった様子がわかり嬉しかったです。

  5. 最新のスキャナー(iTero Element)を使用し歯型のスキャン
    予想に反し、あっという間に終わりました。詳しくは後半に書きます。

  6. レントゲン撮影
    正面と両サイドの撮影をしました。頭の位置を固定するために、耳の穴に突起を入れられて怖かったです。

  7. 第2ステージの方針説明
    今回スキャンした歯型を元に治療計画を立ててアライナーを作ります。第2ステージは、前歯をもう少し後ろに下げて、噛み合わせを揃えていくそうです。

今回の診察時間は1時間超!

診察の間はアライナーを外しています。
1日20時間の装着時間を守るため、朝と昼は流動食にして歯磨きの間だけアライナーを外し、時間を捻出しました。


最新のスキャナー「iTero® Element™」はこんなにスゴイ!

昨年、1回目の歯型を撮った時は、iTeroスキャニングという機械で歯型をスキャンしました。

印象材を使用せず3D画像だけで歯型を取り、歯にぴったり合うアライナーを作れたというだけでも、十分すごい技術だと思います。

ですが、当時のiTeroは、スキャナ部分がかなり大きく、かつ角度を変えて奥まで押し込みながら撮影するので、途中でなんども「おえっ」となりました。時間も20分ほどかかり、苦しかったことを覚えています。

今回も、また苦しいのかな…と少々気が重かったみみじろーの前に運ばれてきた機械。あれ?なんだかコンパクトになった?

スタッフさんから「これは最新のiTero Elementoというスキャナなんですよ。従来型よりも、サイズが小さくて動画みたいにささっとスキャンできるんです」と説明を受けて期待が高まります。

撮影開始!

上下、頬側、舌側のそれぞれから、歯にさーっと撫でるようにスキャナを当てていきます。口内を風で乾かしているためときどき引っかかりますが、おおむねスムーズな流れです。

先端が小さめなので、無理に頬を引っ張られることも、奥までぐいぐい押し込まれておえっとなることもありません。

撮影すること3分程度(?たぶんそれくらいでした)。

「終わりです。(椅子を)起こしますね」とのスタッフさんの声にびっくり。

「もう終わりですか!?早いですね!」

スタッフさんは、ニコニコしながら撮りたての画像を見せてくれました。きれいに歯型ができあがっている…。技術の進化って素晴らしいです。

まだ日本では、導入している歯科は多くないそうです。iTero本社サイトの説明によると、

  • ClinCheck setups -50% faster(治療計画の作成が50%速くなります)
  • 10X fewer rejections(撮影のやり直し(リジェクト)が10倍少なくなります)
  • 7X fewer fit issues(フィッティングの問題が7倍少なくなります)

注:(カッコ)内は、みみじろー訳です。正確でなかったらごめんなさい。

撮影時のストレスが少ないだけではなく、機能も何倍も向上しているのですね。


第2ステージのアライナーができあがるまで、約1ヶ月かかるそうです。その間は、今のNo.58のアライナーを使い続けることになりました。

また、アライナーの着色&ニオイ問題と戦うのか…。面倒だなあ。そんなことを考えていたみみじろーの目の前に差し出されたのは、診察中に洗浄してもらったアライナーと洗浄剤のタブレット。

あれ?アライナーが新品みたいに綺麗になってる!

みみ 「このアライナー、すごくきれいになりましたよね!?」
スタッフ 「超音波洗浄機で洗ったんですよ。」
みみ 「メガネ屋さんにあるアレですか?」
スタッフ 「ええ、そうなんです。」

超音波洗浄機、こんなにキレイに汚れが落ちるなら自宅でもぜひ使いたい!アライナーのニオイ対策大作戦、第2Round開始です。

>>> 第1Round 家にある材料でアライナーの臭いを落とせるか!?

超音波洗浄機に、市販のアライナー洗浄タブレット。いろいろ試して最小出力でアライナーをキレイに保つ方法を見つけていきたいと思います。成果報告はまた今度。