10ヶ月前に始まったインビザライン矯正。
第一段階は写真のオルソパルス(矯正加速装置)を使って、約60枚のアライナーを3日おきに交換。すごい勢いで八重歯を大きく動かしました。
>>> オルソパルスの効果は世界一!?
その後、再度歯型を撮影してアライナーを再作成し、待つこと2ヶ月半。ついにアライナーが完成し、第2段階に突入したのです。
>>> インビザラインで歯列矯正:第1ステージ終了
今回は「第2段階の治療の進め方」のお話。第1段階とは進み方がかなり違うことを思い知ったのでした。
1. 第2段階でも歯並びは治らない!?
第1段階終了時に、先生からは「第2段階で微調整をしていきます」との説明を受けました。
調べたところ、インビザラインのオプションのひとつで、リファインメントという言い方もするようです。
Automated Refinement is an option to order additional aligners to move teeth closer to the originally approved final position.
(自動リファインメントは、アライナーを追加注文して、元の計画の最終位置に近づくよう歯を動かすオプションです)
インビザライン公式HPより引用
みみじろーが申し込んでいるのは『InvisaLine Full』のコース。追加アライナーはアカウント期間(5年)は作り放題のため、厳密に言えば「リファインメント」のオプションは必要なく、ただの追加アライナー作成になるようです。
まだ八重歯の後ろに歯間ブラシ(太)が余裕で通り抜ける隙間はあるし、前歯とその隣(2番目)の歯には少し段差もあるのです。第2段階でキレイにならんでいくといいな。
ところが、先生からはみみじろーの淡い期待を打ちくだく衝撃的な一言が。
医 「保定期間に入るから、もうオルソパルスは必要ないよ。アライナーは2週間おきに交換ね。」 えっ。保定期間!?
医 「まだ当面はゴム掛けもアライナーも20時間装着だけど、数ヶ月後には徐々に装着する時間も短くなるし、通院間隔が空くから楽になるよ〜」 楽になるよりも歯並びをもう少し良くしてほしい!
み 「まだ、歯のガタガタとかちょっと気になるんですが…このままですか?」
医 「うーん…少しずつは動かしていくけど。最終的に歯の表面を削って被せ物をすれば、きれいに隙間がなくなるよ。矯正が終わったら、その辺りは相談しましょう。いい先生紹介するからね。」 えぇ…被せ物で済むなら、そもそも矯正する必要って…?
何をどう確認していいかさえわからず、混乱したまま診察終了。
家に戻って気持ちが落ち着いてから、メールで送ってもらったクリンチェック(治療計画)のシミュレーション動画を確認すると…結構動いてる!
歯の隙間も最終的にはかなり詰まるし、前歯の位置もしっかり後ろに下がって平らになっています。
この動画通りに進んでくれるならいいけれど、どうなんだろう?
保定期間って、動かし終わった後に専用のリテーナー(保定装置)を作成して、歯並びを維持する期間だと思っていましたが…違うのでしょうか?
勇気を振り絞って、先生に確認だ!
2. 保定期間は牛歩戦術!
第2段階の最初の通院では、上記の通り聞きたいことも聞けずに終了してしまったみみじろー。
先生に確かめたいことを次の5つにまとめました。そして迎えた2度目の診察日。
(先生おしえて!)
- 本当に『保定期間』なんですか?
→ 保定期間ですよ。 -
前歯の前後のガタガタは治りますか?
→ 治ります。もし後半になって調整したいところがあれば再度アライナーを作成しましょう。 -
保定期間で、アライナーをつける時間が減っても、治療計画に沿って歯は動くのでしょうか?
→ 計画通りに圧はかけているので、少しずつですが動きます。ただ、シミュレーション動画の通りには大きく動かないかもしれません。 -
治療計画で、途中からアライナーに切れ目が入っていますが、何か器具(アタッチメントなど)がつくのでしょうか?
→ 今のところ予定はありません。ただカットしてあるだけです。 -
オルソパルスはどうして不要なのですか?
→ オルソパルスを使うと歯が動きやすく、その後の保定期間が長くかかります。使用をやめてアライナーの交換間隔を空けることで、骨と歯を安定させ後戻りを防ぎます。
治療計画通りにはならない可能性が高そうですが、前歯の並びは良くなるとのことでほっと一安心。
オルソパルスの説明は納得です。第1段階のあと、オルソパルスの使用を停止して約3ヶ月経過。少しずつ食事や歯磨きのときに歯がグラグラしなくなってきました。
少しずつ歯を動かしながらも、安定した歯並びに整えていく必要があったのですね。これも「保定期間」に該当するとは新鮮な驚きでした。
思い切って聞いてみてよかったです。
3. 保定期間(みみじろーの場合)のまとめ
- リテーナー(保定装置)ではなくアライナーのまま保定期間に入る場合がある
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オルソパルスは使わない
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保定期間でも歯並びを微調整できる(治療計画通りになるとは限らない)
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油断しない。決められた装着時間と、アライナーのフィッティング(ぴったり装着)に気をつける
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後戻りがないかチェックしながら、アライナーの装着時間を徐々に短くする
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状態が良ければ通院間隔が空く(診察費が節約できる!)
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終わったら、再度調整するか、ラミネートベニヤ(歯の表面の被せ物)をつけるかなどを先生と相談する
第2段階のアライナーは23枚。2週に1回交換すると、ほぼ1年後に終了です。
第1段階のような劇的な変化はありませんが、安定しながら歯並びが整うプロセスをじっくり楽しみますよ。