日本の三大祭りのひとつ、神田祭の開催日が迫ってきました。神田祭は江戸の総鎮守「神田明神(正式名称ー神田神社)」のお祭りです。
たくさんの御神輿が盛大に街を練り歩く活気溢れるお祭り、眺めるのは楽しいけど人混みはちょっと…という貴方に。最小出力でお祭りを堪能するコツをご紹介します!
神田祭が行われる神田明神って?
江戸東京に鎮座して1300年近くの歴史をもつ神田明神。江戸時代には、「江戸総鎮守」として将軍様から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護されました。
そして今もなお、東京―神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々の総氏神様として、江戸の素晴らしき伝統文化を保ちつつ、それでいて絶え間なく発展と創造を繰り返す、この東京都心をお守りいただいております。
(中略)
伝統と創造を併せ持つ、これらの町々を常に見守り続ける明神様。そんな明神様を慕い敬う参拝者で、境内は毎日賑わいを見せております。神田神社公式HP より引用
…なんとも伝統のある神田明神。毎年5月の中旬に行われる神田祭は、1年おきに本祭と蔭祭が繰り返されます。2017年は本祭!本祭の時には、4月頃から様々なイベントが開催され、本番に向けて盛り上がっていきます。
神田祭特設サイトを見てみよう!
本祭の年は、神田祭特設サイトが開設されます。
このサイトでは神田祭のインターネット中継が見られるので、現地に行かず快適な自宅で「最小出力」なお祭り鑑賞をしたい場合はこちらがお勧めです。
人混みは苦手だけど、もうちょっと現地でお祭りの雰囲気を味わいたい皆様。まずは神田祭特設サイトで当日の交通規制や御神輿のルートを確認しましょう。(2017年4月24日時点、交通規制やルート情報はまだ準備中でした。)
人混みをできるだけ避けてお祭りを楽しむポイント
- 神田明神の境内を楽しむ場合は、神幸祭(山車や神輿が氏子地区を巡行)の行われる土曜日に!(2017年は5月13日)
翌日の日曜日は、各氏子地区から一斉に神田明神に御神輿が奉納されるので神社周辺と境内は「御神輿の海」になります。日曜日の境内散策は至難の業です。 -
神幸祭の山車や御神輿の巡行を無理せず楽しみたい場合は、繁華街から離れた場所で!
神幸祭の日には日本橋周辺(特に日本橋三越本店付近)の中央通りはたいへん混雑します。逆にその他の大通りは比較的狙い目。神田駅周辺から神田明神に向かう中央通りや靖国通りは割とオススメです。 -
一番近くで御神輿を見るなら、やっぱり穴場の裏通り!
大通り以外でも各町会の御神輿巡行があるので、裏道散策も楽しいですよ。住宅地の場合は、おおむね人混みにも出くわさず穏やかに楽しめます。神田祭の日は、日本橋~東京~神田~秋葉原周辺のどこにいても御神輿の音が聞こえてきます。ルート確認を忘れても大丈夫。よく耳を澄まして音の鳴る方に進みましょう。 -
周囲に御神輿が増えてきたら要注意!
御神輿の声が四方から近づいてきたら、周囲の様子をうかがいながらそっとその場を離れましょう。二年前の本祭の時は、うっかり御神輿大集合の場面に巻き込まれてこんな目に合いました。
始まる前までは人混みに怯えていても、結局はその場の熱気に惹かれて「こいつが江戸の華でぃ!」と皆で盛り上がってしまうのが神田祭。いいんですよ。次の日にゆっくり再充電すれば…ね!