あんこ好きな方への手土産に!東京駅周辺で買える厳選どら焼き「4店」

Published / by mimijiro

2018年の初投稿は、大好きな「どら焼き」のお話です。

前回、「東京駅構内で買うことができる和菓子のお土産」について書きました。

今回は、東京駅周辺に範囲を広げます。どのお店も東京駅までの所要時間は20分以内。駅構内で購入するより時間も手間もかかりますが、その手間をかける価値ありのおいしさです。

街中の和菓子やさんの名物どら焼きは、店舗に足を運ぶことで初めて手に入る一品。あんこ好きな方にとっては「特別な手土産」になることでしょう。

手土産にするだけじゃもったいない!自分の分も忘れずにバラで買いましょう。


完成度No.1!  「うさぎや(日本橋)

 

東京では有名などら焼き屋さん。会社の手土産としてもよく使われるようで、平日はスーツをきた会社員の方達がまとめ買いをします。

東京駅の八重洲北口から日本橋方面に5分ほど進むと、「うさぎや本店」。

本店から50m程の距離、日本橋高島屋や三越本店の並ぶ中央通り沿いには「うさぎや中央通り店」。この2店舗が日本橋のうさぎやです。

  • 営業時間:9:30~PM6:00

  • 定休日
    ・本店:土曜、日曜、祝日
    ・中央通り店:日曜、祝日

  • 消費期限
    どら焼き:購入日の翌日まで

  • レア度
    販売は店舗のみ。デパ地下の出店も通販もありません。間違いなく東京でしか買えない東京土産です。
    普段は特に並ばず購入できます(特に本店は空いています)が、繁忙期(年末など)は開店前に予約で完売しています。朝一で確実に手に入れたいときは予約必須です。

  • 値段
    どら焼き:1個 210円(税込)

  • 味のおすすめポイント 「どら焼きなのに貴族」
    きめ細かいなめらかな皮に、甘さ控えめの上品な粒あんがしっかり入っています。どら焼きといえば庶民のおやつ。お値段も庶民感覚なのに、この品の良さと完成度の高さ。まさに「最上級のどら焼き」だと思っています。


鮮度No.1!  「うさぎや(上野)

 

日本橋の「うさぎや」とは親戚関係ですが、支店ではなく独立したお店です。(阿佐ヶ谷にも別の「うさぎや」があります)。味も日本橋とは少し異なります。

御徒町駅から徒歩5分。松坂屋方面に進み中央通りを渡ってすぐです。隣のブロックには、氷やおしるこも楽しめる「うさぎやCAFÉ」があります。

まとめて買う人、上野の観光ついでに一つどら焼きを買ってすぐに食べる人、食べてあまりのおいしさにもう一回買いに店に入る人。とにかく一日中お客さんの出入りが絶えないお店です。

  • 営業時間:AM9:00~PM6:00
    日本橋のうさぎやよりも30分早い開店。これが大きなポイントです。開店と同時に買い、御徒町から電車に乗れば9:30東京発の「のぞみ21号博多行き」に間に合うのです。

  • 定休日:水曜日
    多くの和菓子屋さんが土日祝が休みの中、ありがたい平日定休日。観光地に近接しているからこそのメリットです。休日の帰省土産はほぼ上野のうさぎや一択です。

  • 消費期限
    どら焼き:購入日の翌日まで

  • レア度
    こちらも販売は店舗のみ。デパ地下の出店も通販もありません。間違いなく東京でしか買えない東京土産です。
    常に混雑していますが、店員さんも慣れたもの。手際よく列が進みます。開店と同時に買いたい場合は、10分くらい前に行ってお店の前で待ちましょう。夕方4時以降は予約が必要です。

  • 値段
    どら焼き:1個 205円(税込)

  • 味のおすすめポイント 「あたたかいうちにお召し上がりください!」
    一番のポイントは、手に持ったときのホカホカさ!まず一個食べましょう。お店の外にはベンチもあります。しっとりきめ細かい皮に、粒を残した柔らかめの餡が挟まれています。あんこが反対側からたれないように気をつけて。お土産として渡す頃には冷めているでしょうが、餡の水分が皮に染み込んでしっかり馴染んだお味も最高なのです。


あんこ度No.1! 「清寿軒

 

東京駅八重洲中央口から徒歩20分弱。東京メトロ日比谷線小伝馬町駅から徒歩5分。東京駅からのアクセスはやや遠めですが、とにかくファンが多くて行列必至。あんこ好きなら絶対に一度は食べたい一品です。

  • 営業時間:
    月〜金/9:00~17:00 、土/9:00~12:00
    遅くても11時位までには午前の分は完売し、13時頃から午後の分を販売。午前中の売れ行きによって午後の販売量が減ることもあるので、電話で確認したほうが良いそうです。

  • 定休日:土曜午後、日曜、祝日

  • 消費期限:購入日から4日間
    他店のどら焼きに比べて日持ちするのがうれしいです。出発前日の夕方に予約して受け取り、当日はお店に寄らずに帰省先に直行できますね。

  • レア度
    開店時間に出遅れると、あっというまに売り切れます。行列の後ろの方の人には、店員さんが抜群の「見込み力」で「もしかしたら買えないかもしれません」と声をかけてくれます。特に「栗まんじゅう」は少ししか作れず予約も受け付けていないので、すぐに完売。その次に売り切れるのが、一枚のどら焼き皮にあんこを包んだ「小判」。
    ※ どらやき、最中、ようかんは、2017年10月から通信販売を再開し、オンラインショップで購入できるようになりました。

  • 値段
    ・大判(2枚皮で餡をはさんだどら焼き):1個 220円(税込)
    ・小判(1枚の皮で餡をくるんだ小さめどら焼き):1個 200円(税込)

  • 味のおすすめポイント 「あふれる餡!これがどら焼きの大名行列だ!」
    香ばしく焼き上げた甘みのある皮に、高密度の粒あんがたっぷり!とくに小判は「一枚の皮にはおさまりきれない餡」。濃厚な餡に負けない皮の香ばしさ。最強のコンビです。食べた後の充実感と達成感もたまりません。
    うっかり普通のどら焼きと同じ個数を買ってしまうと、重たさのあまり途中でタクシーに乗りたくなるのでご注意を。

  • 店頭で購入するためのコツ

    • 開店20分前にはお店に行こう!
      年末に開店と同時に行ったところ45分待ち!みみじろーたちはギリギリで買えましたが、一部は品切れ。普段の時期でも、開店前に行って2〜30分待ちは普通です。
    • 予約は1ヶ月前から!
      店頭で購入できるどら焼きの数は、一人20個まで。それ以上の数を買いたい方は予約が必要です。1個から予約できます。店頭購入のハードルが高いので、確実に買いたい方は数が少なくても予約をしたほうが良さそうです。予約は1ヶ月前から電話で受付です。(年末分は予約開始早々にいっぱいになったそうです。)
      ただ、予約分のどら焼きは、夕方(16:00〜17:00)の受け取りです。平日の夕方に受け取りですか…。これはけっこう厳しいかも。

職人技No.1! 「森幸四郎のどら焼き(食べログ)」

 

東京駅の八重洲側に隣接する「大丸東京」1Fに小さなお店を構える「森幸四郎」。なぜ個人名?

銀座文明堂の最高技術顧問、森幸四郎氏の名前を冠したブランドなのです。店頭の商品は、厳選のカステラ(高価!)と、どら焼きです。

  • 営業時間:
    月~金/10:00~21:00、土・日・祝/10:00~20:00
    大丸東京店の営業時間と同じです。日・祝も買えるのがうれしいですね。

  • 定休日:大丸東京の休業日

  • 消費期限:
    ・フレッシュタイプ:3日間
    ・お日持ちタイプ(エージレス入り):5日間

  • レア度
    森幸四郎ブランドのお店は、大丸東京店の一か所だけ。文明堂の各店舗でも商品を見かけたことがないので、おそらくこのお店でしか買えないと思われます。
    大丸松坂屋オンラインショップはカステラのみの取り扱い。どら焼きの公式通販はありません。

  • 値段
    ・どら焼き:1個 216円(税込) ※ 栗や黒豆餡など季節物のどら焼きは値段が異なります。

  • 味のおすすめポイント 「カステラ屋さんのどら焼き!」
    袋を開けて一口かじると…なんか懐かしい味。そうか、カステラだ!文明堂の本領発揮です。「カステラ一番」ですからね。しっとりと甘みの強い皮に、しっかり濃いめの粒あん。ん〜甘い。けど甘さの品がいい。さすが高級カステラの職人さんが焼いたどら焼きです。

以前、銀座松屋で本物の森幸四郎さんが焼いて実演販売する「森幸四郎のどら焼き」(しかもできたて!)を食べたことがあります。感動の甘味でした。時間がたつとこんな風にしっとりした仕上がりになるのですね…。味わい深いです。


あふれる「どら焼き愛」に突き動かされるまま、書きつづってしまいました。

「百聞は一見にしかず」、ならぬ「百見は一食にしかず」。手土産の前に、まず自分のお口にぽいっと入れちゃいましょう。

どら焼きは気軽に楽しむ庶民のおやつなのですから!