初めての脳ドック(受診のお作法編)

Published / by mimijiro

前回、初めての脳ドック(準備編)で、最近あまりにも物忘れがひどいことから、脳ドックを受ける決意をしたことを書きました。

人間ドックと違い、採便をしたり前夜から絶食したりする必要がないので気楽です。

そして迎えた脳ドック当日。まず高木脳神経外科クリニックの受付で、問診票をもらって書き込みます。もちろん、頭部外傷で手術をしたことも忘れず記載。

【注意事項】
◆下記の項目に該当する方はMRI検査を受診することができない場合がございますので、必ずご相談をお願い致します。
・ 体内に脳動脈瘤クリップや人工関節などの金属が埋め込まれている方
(他略)

やっぱり…。問診票を出すと、「手術の時に金属等は入っていませんか?」当然受付の人に聞かれました。事前にこたぬきさんに聞いておいてよかったです。「大丈夫です!」堂々と答えて、更衣室へ。

MRI検査の様子

更衣室で時計などなど、全ての金属をロッカーに入れて、検査着に着替えます。ちょっと涼しいです。

検査室に入り、検査技師さんの指示を受けてMRIの機械に横になります。頭が動かないように固定して、撮影開始。

検査中は「ぐお〜ん ごごお〜っ」と低音がしますが、耳栓をしてヘッドフォンもつけてくれます。前日に寝不足気味だったみみじろーは、ほどよい薄暗さにウトウト…。

2〜30分ほど横になってじっとしていると、徐々に足元から冷えてきます。人体への影響を抑えるために、磁気弱め・検査時間長めになっているそうです。

冷えるとトイレに行きたくなります。そわそわし始めた頃にMRI検査終了。ふう、よかった。間に合った。

診察室での出来事

画像が出来上がるまで、20分くらい待ちました。その間にこたぬきさんが交代でMRI検査を受けます。

「診察室にお入りください」ついにきた!緊張しながら、先生の前に座って画像を見せてもらいます。そして衝撃の第一声。

「みみじろーさん、頭に金属入ってますねー」 えええ〜っ!?
「い、いや、入っていないと聞いていたのですが…」
「ほら、ここの(指差して)、白くなっているところあるでしょう?これ金属なんですよ」
「す…すみません…(こたぬきさん!(怒))」

幸い、大きな問題にはならず「まあ、脳は綺麗ですから大丈夫ですよ」との心強いお言葉。よかったあ…じゃなくて!

「先生、本当に最近物忘れがひどいんです!自分で自分が信じられません!」
「じゃあ、認知症のテストをしてみましょう。」

絶対間違えないぞ!と緊張しながら解いた結果は満点。先生は笑いながら「何の問題もないですね」と言い、解析画像を出して「脳の萎縮も全くありませんよ、本当に大丈夫です」と太鼓判。

更に、「みみじろーさん、これはある程度年齢を重ねると仕方ないんですよ。私も、昔はメモなんて必要なかったけど、最近は書かないと忘れますからね」

そうなんですか!先生でも忘れるんじゃあ、今の状態はどうしようもないですね…。

夫婦共、脳に異常はなく一安心。これからもずっと忘れ続けるなら、外部メモリーを充実させなければ!と決意して帰路についたのでした。

脳ドック受診のお作法のまとめ

  • 自分の頭に金属が入っているかどうか、正確に調べておきましょう。
  • 検査着の下は生足です。冷え性さんは間違いなく冷えるので先にトイレに行きましょう。
  • 検査の音はそこそこ大きいです。その中でも眠れるように若干寝不足気味にしておくのも手です。
  • 自分の記憶の衰えを一生懸命主張するのはほどほどにしましょう。画像は嘘をつきません。
  • 長谷川式認知症検査で緊張のあまりムキになりすぎないようにしましょう。普通に答えれば大丈夫です。
  • (おまけ)画像をCD-Rで渡してもらえる所も多いです。自宅で画像確認する時には、CD-Rからだと読み込みがとても遅いので、まずHDDにインストールしてから確認しましょう。