現在は勤務ペースを落としつつ、まだ若干の収入もあり社会保険も加入しています。が、将来のリタイア生活でちょっと心配なのは健康と医療費のこと。「歯を全て治療する」のは、本格的なリタイア生活に突入する準備として済ませておきたいことの一つでした。
昔(数十年前)に詰めて劣化した金属の交換や歯根治療等、1年半以上歯科に通い続けてきました。そして治療もいよいよ最終段階。左右の下の歯茎に埋没した親知らずを抜歯することになったのです。
かかりつけの先生から口腔外科で抜歯したほうがいいと近所の大学病院を紹介されました。そこでは普段の歯科クリニックでは経験できない「さすが大学病院!」な出来事がたくさんありました。
大学病院で抜歯した時に起きるあれこれ
- 何人もの学生さんに口の中を覗かれる
学生さんらしき人達に囲まれます。そして、代わる代わる口の中を覗き込まれます。こんな口でよければ皆さんの将来に役立ててください・・でも、そろそろ顎が疲れてきたんです。口を閉じていいでしょうか・・?だめでしょうか・・? -
ベテランの先生がインターンの先生(?)に説明する言葉で自分に何が起きるか察する
順調に抜歯は進んでいきます、が・・指導医の先生がインターンらしき先生に「骨と歯の間、見えるでしょ?」「ここ(親知らずが)潜って引っかかってるだろ?(歯を)もう一回割って出すしかないなあ」・・骨が出てるんですね!?もう一回割るんですね!?怖いです! -
インターンの先生が縫合するときに失敗していることが赤裸々に伝わってきて気まずい
麻酔と術後の縫合はインターンの先生の担当。みみじろーは顎が小さいので縫合しにくいのかもしれませんが・・耳元で「あっ」「どうした?」「3か所留めたら隙間あいちゃったんですけど」「しょうがないなあ」・・先生、お願いしますよ。本当に。 -
抜歯をするといつも聞かれますが抜歯後の歯はいりません
これ、大学病院じゃなくても抜歯をするといつも聞かれるのが「抜いた歯は持って帰りますか?」 不思議に思って「とっておくと後で何かに使えるんですか?」と聞いたところ失笑とともに「使えませんよ。記念です」とのお返事でした。じゃあいりません。
抜歯後の注意事項は必ず守りましょう!!
抜歯自体は些細な事件は起きつつも順調。麻酔のおかげでほとんど痛みもありません。むしろ顎と引っ張られ続けた頬が痛むぐらいでした。ところが、みみじろーがいくつかの注意事項を知らんぷりしたばかりに、翌日から地獄の日々が待ち構えていたのです。
頬は1週間ずっと冬眠前のリスのように腫れたまま。腫れが引いた後も3~4時間おきに痛み止めを服用しないと眠ることすらできない状態が約3週間続きました。何がいけなかったのか振り返ってみましょう。
- 抜歯後は激しい運動や固いものを食べることは控えましょう → 抜歯した直後にプロ野球を見に行って精一杯応援したうえ、巨大なホットドッグを食べました。ごめんなさい。
-
抜歯当日の入浴は避けましょう → 球場で冷えたので、湯船につかってよく温まりました。すみません。
-
痛みが出るようなら痛みどめを飲んでください。 → これは飲みましたよ!痛すぎてラムネのように飲みまくりました。あっという間に処方された分はなくなってしまい、ドラッグストアでロキソニンを買い貯めする羽目に。もっと強い(ボルタレンとか?)痛みどめをたくさん処方してもらえばよかったです。
こんな感じで散々な目に合いましたが、実は今回抜いたのは左側だけ。まだ右側の抜歯が残っているのでした。教訓を生かしてリベンジだ!次こそ痛くない術後生活を送るぞ。(そんな機会欲しくなかったのに・・涙)