40代夫婦がセミリタイア(アーリーリタイア)を成功させる秘訣6選

Published / by mimijiro

夫婦でセミリタイアを目指している、みみじろー夫妻。今はみみじろーが一足お先にセミリタイア生活に順応し、オットのこたぬきさんは仕事を続けています。

二人ともリタイアした時にはどんな生活が待っているのでしょうか。
双方が幸せなセミリタイア(アーリーリタイア)生活を送るために必要な条件を考えてみました。


1. 目標が一致していること

何はともあれ「夫婦でセミリタイアしよう」という認識が一致しなければ、貯蓄や退職予定の計画が始まりません。

みみじろー夫妻の場合は一緒に暮らしているうちに、「自分はこんな仕事・生き方をしたい」という価値観が近づいていたように思います。

以前、人がキャリア選択をするときの拠り所となる譲れない価値観(キャリア・アンカーといいます)について書いたことがあります。
>>> 「パートでセミリタイア」がキャリアプランのトレンドになる!?

キャリア・アンカーの概念を提唱したエドガー・H・シャイン博士によると、仕事に対する価値観は主に8種類。

みみじろーは、「自律・独立」(不安定でもいいから自由な働き方を求める価値観)タイプ。オットのこたぬきさんも同じです。(本人確認済み)

どちらかが、日本的終身雇用に代表されるような「保証・安定(安定した雇用や報酬を求める)」のアンカーではなかった幸運に感謝です。


2. セミリタイア生活の資金計画ができている

夫婦でアーリーリタイア後の主な収入源(予定)は、個人年金と運用益。
あとは、自営(ブログ、HP運営など)で、レジャー費をプラスできたらいいなと考えています。

以前、FPさんに教わって今後必要な貯蓄額を計算したところ、今の貯蓄ペースで問題なさそうなことはわかりました。

>>> リタイア後の資金についてファイナンシャルプランナーに聞いてみました

今後、コントロールする必要があるのは支出。

40代半ばで初めて家計簿をつけ、自分たちのお金の使い方を把握するところから始めました。

あらためて1ヶ月の合計支出をみると、「生活するだけで結構お金がかかる!」というのが素直な感想です。特に医療費と食費!健康になって自炊の回数を増やせば、相当節約できそうです。

計画を立ててはいても人生は想定外の連続。”そのときはそのとき。なんとかするさ”という割り切りも大事ですね。


3. なるべく健康に老いる

2.の通り、家計内の「医療費」の出費はかなり大きく、毎年の確定申告で医療費控除が発生するほどです。特に歯医者。虫歯が進行すると、本当にお金がかかります。

若い頃は、健康保険証の置き場も忘れるほど医者には無縁だったのに…。

嘆いても若返るわけではありません。二人が徐々に歳老いていくのは仕方がないこと。

バランスよく食べて、丁寧に歯磨きして、適度に散歩。健康に気をつけることも、穏やかなセミリタイア生活を続ける上で必要な要素です。

とはいえ、間違いなく二人ともいつか亡くなります。

大切なのは「ほどほどに」
好きでもない調理を頑張ってストレスを溜めるのではなく、生きている間に穏やかな時間を過ごす方を優先したいと思うのです。

>>> 面倒な食事づくりを一瞬で!「完全食COMP」という選択


4. 家事分担の方法にお互いが納得している

家の中で一緒に過ごす時間が長くなる分、家事の仕分けは大切な問題。

ですが、実はあまり心配していません。
共働き時代から家事の負担は最小出力になるように工夫し、あ・うんの呼吸の家事分担を磨き上げてきた自負があります。

(家事の工夫に関する過去記事はこちら↓↓)
>>> 夫婦でアーリーリタイア準備1 家事は最小出力で!
>>> 夫婦でアーリーリタイア準備2 家事分担の心得

重要ポイントは、「お互いが一人暮らしのつもりで家事をする」「こまめに報・連・相」 の2点。

今後も引き続き、「一人暮らしのはずなのになぜか現れて家事を片付けてくれる親切なこびと」の存在への感謝を忘れないようにしたいものです。


5. 互いの生活リズムを尊重する

いくら夫婦でも別々の人間ですから、当然、生活のリズムも、興味もバラバラです。

みみじろーは、最低でも1日8時間以上寝ないとムリ/夜には電池切れの朝型人間。

オットのこたぬきさんは、6〜7時間睡眠でOK/朝はショボショボしている夜型人間。

家にいるときは、みみじろーはブログ書き、こたぬきさんは一人カラオケやゲームなど、それぞれ自分の世界に没頭しています。

二人とも幸せに過ごすには、まず一人一人が幸せでいることが大事。
夫婦でリタイアして一緒の空間にいることが増えても、お互いの生活リズムや、それぞれの時間を尊重したいと思うのです。


6. 共通の趣味がある

お互いの過ごし方を尊重するとはいえ、時間ができたら二人で一緒に楽しみたいこともたくさんあります。

こたぬきさんと、みみじろーの共通の趣味は

  • 野球(ベイスターズ)大好き!
  • 美術館めぐり
  • 散歩(庭園散策、デパートぶらぶら)
  • おいしい和菓子発掘
  • 蕎麦屋めぐり
  • 旅行(国内:温泉、海外:遺跡系)
  • RPG(こたぬきさん:プレイ専門、みみじろー:眺める専門)
  • マンガ、読書(KINGDOM最高!)

「リタイアしたら、春季キャンプ〜シーズンまで野球漬けになる年をつくりたいね」など、夢を語り合うのも楽しいものです。

>>> アーリーリタイア後にやりたいことリスト


結局、「こうすれば夫婦でリタイア生活が上手くいく」という絶対の正解はなく、お互いが一緒にいることが心地いいと感じられるあり方が一番なのかなと思っています。

大切なものだけは見失わないように、その他の手間は最小出力で。夫婦でアーリーリタイアに向けて一歩ずつ進みますよ。